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2017/04/04 01:22
メイショウマンボにタップダンスシチーで配
メイショウマンボにタップダンスシチーで配合シミュレートしてみた。
メイショウマンボにはミスプロの濃いクロスがある。
これを活かしつつ他のクロスがアウトブリードになる組み合わせは、すぐ思いつくのがタップダンスシチーしかいなかったからだ。
結果にはとても満足した。
ダート色が濃いが、年を重ねるごとにいい馬になりそうな血統表になった。
ミスプロ血とリボー血は相性がいい。スピード能力の高さが売りのミスプロエンジンに、リボー血はターボの役割を果たすというか、天性の競走能力にもうひと押しを付与する感。
マンボとタップ、年は13歳も離れているが、その程度の年の差の種付けはいくらでも行われてるから問題なかろう。
しつこいようだが(いやほんとしつこいんだけど)私はタップが早々に種牡馬から用途変更になったのが解せないどころか口惜しくてたまらない。
タップダンスシチーが競走馬として晩成ながらも完成期にめざましい成績を挙げたのは父プレザントタップの影響が大きい。特にその母系。日本では三歳クラシック戦線期には大抵の産駒がまだ未勝利か1勝レベル、しかし4歳からじりじりと成長速度を上げ、完成期に近づくにつれ「粘り」を身上として馬主孝行でありつつレースも沸かせる血脈が母系5代内にある。
種牡馬タップダンスシチーに対する早い見切りにはいろいろな要因や思惑があろうが、大きな特徴とも言えるその晩成性が生産界(産業界)に特に敬遠された一因であることは想像に難くない。
(タップの種牡馬入りと時期をほぼ同じくして同父の産駒であるデビッドジュニアが種牡馬として輸入されたが、これも産駒の仕上がりが遅いことで種付け不人気、現在も細々と種付けを続けてはいるものの大方の評価は「失敗種牡馬」である。しかしデビッドジュニア産駒の仕上がりの遅さは至極当然。タップには1本しかない「晩成だけど粘りの血」がデビッドジュニアではクロスになってんだから。過去にその血脈を近いところに有してたオープン馬がいなかったわけじゃないのに、導入者たちはなぜそれらの馬から晩成性を類推できなかったのか)
種牡馬になること、繁殖になることが競走馬の引退後の道筋としてベストとは一概に言い切れない。しかし「珍しい血脈馬」を輸入して競走馬として走らせ、それが成功したから種牡馬にしたのに数年で見切る、その早さはなんとかならないものか。
商売には「損切り」がつきものだけれど、競走馬生産が馬事文化の一端の隅っこでも担ってるなら、商売とは違うベクトルの種牡馬プールなるものが必要なんではないかと思う。
もちろんその馬の所有者(法人)が、「いらん」と思ったなら足元なんか見ずにそのプールに種(馬)を送り込む無私が必要になるが。