スマートフォン版へ

マイページ

53件のひとこと日記があります。

<< 2歳戦はじまる 1... ひとこと日記一覧 びっくりした。... >>

2016/06/04 03:29

2歳戦はじまる 2

牡 サトノホルス 栗東・須貝厩舎 
(馬主:里見治 生産者:ノーザンファーム)
サトノ冠馬の掲示板を見てわかるように、馬主の里見さんはあまりいい呼ばれ方をしていない。競走馬を超高額で落札してはそれが比較的安い(といってもウン千万)馬に負け続けるので揶揄の対象になっちゃうのだ。でもまぁ日本で超高額な馬を買い、その金を受け取った人が「ちゃんと日本で金を遣えば」日本の経済は回るわけだから馬主としての里見さんにはなんの問題もない。
それに最近、里見さんの馬の好みがわかってきたような。里見さんはたぶん美術が好きだ。西洋史も好きかもしれない。サトノホルスにもそんな里見さんエッセンスが詰まっている。でも購買価格は里見さんが買う馬にしては結構安い。母系が日本の競馬には重すぎる血、とみなされて競りかける人がいなかったのだろうか。
いかにもデビューが早すぎるので(今日だ!)、2歳時は適当に切り上げて、経過育成を中心にしていただきたいものだ。

牡 スズカマイゲスト 栗東・橋田厩舎 
(馬主:永井啓弐 生産者:辻牧場)
一族の例に漏れず晩成だろうけど、現時点の2歳馬比較では馬力がありそうな1頭。本番で父ルーラーシップみたいにテンションが上がりすぎなければ良いのだけども。あ、そういえばルーラーシップはレースを重ねるごとにきかん気になっていったのだった。ともかくG1開催日の出走じゃないのはラッキー。

牝 メモリーミネルバ 美浦・田村厩舎
(馬主:島川隆哉 生産者:エスティファーム)
馬主であり生産者代表でもある島川さんは健康食品販売会社の社長さんである。何の天啓を受けたのかバブル崩壊後に馬主になり、ついにはオーナーブリーダーにまでならはった。私がかの会社の勤め人なら「社長ご乱心!」と叫ぶところだ。
残念なことに、2015年から島川さんのお馬はトーセン冠ではなくなった。ウィキペディアによると「娘に反対された」「冠名の下の名前のストックが切れた」という二つの理由かららしい。まことに口惜しい。競走馬につける冠名は一部で大層不評だが、私は冠名を野暮だなんだと思ったことがない。冠名は屋号である。オーナーブリーダーの屋号、馬主の屋号、あっていいじゃないか。日本の風流だ。
ストックが切れればそのへんの地名や目に見えるものを適当につければいい。シゲル冠や古くはマチカネ冠に見るように、下がなんであれ冠がついてれば音としてそれらしくなる。その利便性が冠の長所である。余計なお世話だろうが、島川さんが凝り性であればあるほどつける名前に腐心しすぎて相馬の時間が無くなりそうで心配だ。
ところで本馬。
父系に入っているシャーペンアップが個人的にあまり好きではなくて、従ってネオユニもあまり好みではなかったのだけれど、代を重ねて牝馬に出たならいいかなと。母父が底力あふれるキングカメハメハで、母母系はやや古めな感がするもののスピードとスタミナをバランスよく採り入れようと意図した様子が見えて好感。
G1が当場で開催される日にデビューする新馬は空気に呑まれてパニックに陥ることがある。お稽古で疲労が溜まってると神経が高ぶりやすいのでその点が気になる。

お気に入り一括登録
  • サトノホルス
  • スズカマイゲスト
  • ルーラーシップ
  • メモリーミネルバ
  • シゲル
  • キングカメハメハ
  • バラン
  • パニック

いいね! ファイト!