≪神戸新聞杯≫　データ上からも最速上がり馬のレース

お疲れ様です。　
このレースは、セントライト記念と並ぶ菊花賞を占う重要な前哨戦。
昨年は、逃げた伏兵のリアファルが１番人気のリアルスティールに２馬身差の圧勝劇で度肝を抜き、（＊馬単を取れたので）続く菊ではキタサンには敗れたが、リアルが意地を見せてリアファルに雪辱を果たす。　と、つい昨日の様に鮮明な記憶が残る印象深いレース。　

先ず、添付データ（ラップ）を参照下さい。
2400mへ変更されてから、一度、−1.8差という視認できるHペースがあるが（2007年）
全体的には、基本スローと捉えるべきで、13年、エピファネイアが勝った時の平均ペースを除いて9レース中7レースがスローの展開であった。　
但し、各馬の仕掛けどころにはバラツキがあるものの、
半数以上がL３の最速戦で、L2で2度11.4秒のラップがあるが、基本はL3での早いラップを踏んでいる。
通過順データから、昨年のリアファルは逃げて、且つ早いラップで振り切っているが、この馬はまるで別格の次元。
逃げ残りは9レース中3回（1−1−1）と善戦も、レース傾向では先行馬はかなり厳しく、
中心は好位〜差し馬が断然優勢、TS持続力のある馬で、それも中団より後ろ目（後位は不利）で競馬が得意な上がり馬がTGと読みます。
　
≪他データ省略≫
ページに収まらないので、添付データのみとします
（追切りや馬体重増減、枠順などで最終的には変更）　

≪各馬見解≫　
◎サトノダイヤモンド
前哨戦とは云え、マカは仏国で差し切り勝ちを収め、ディーマも強い勝ち方で結果を出した。
３強から最後の１頭となるサトダイヤには続いて欲しいものだが、
このレースは意外にもDI産駒が弱いのが気になるところ。　
しかし、メンバー中では、能力的に診ても完成度からも２枚上の存在は確かで、
先の目標は菊でディーマとの一騎打ちになるのは容易に想像できる
おそらく、ここは７−８分仕上げでの参戦と見るべきで、馬券を考えた場合、頭で行くのか
2着付けの鉄板軸として他の２頭で好配当を期待するのかは悩ましい。

▲エアスピネル
皐月では５着（繰４着）、DBでも４着と、あと一歩、　何かが足りない印象も、
個人的にはリオンと互角に勝負できる素質馬であると感じる。　
ただ、今回、阪神外回り2400ｍ戦とDBと同じ距離だが、この馬の良さをどう引き出せるのか？
前G1の２戦を見る限りはサトダイには及ばないのは診て取れるものの、
秋天なら距離的にも狙いたい１頭であるのは確か。
今回は、この馬に匹敵する他馬を見つける事がカギとなりそう。

単穴　レッドエルディスト
DBでは9着と及ばなかったものの、府中の2400mを走って、セントライト3着のプロディガルサンに首差で上、今回、出走するイモータルやアグネスフォルテあたりには0.6秒も差をつけている。青葉賞では、ヴァンキッシュランに敗れたが、DBでは、キッチリ巻き返した実力馬。　
この時の上り3Fは33.9秒とトップ。　
もちろん、プロディガルやメートルダールへも5馬身近くの差をつけての2着。
距離適性面からも阪神外回りの2400mが合っていそうで、期待したいのは阪神の４角下りから、勢いでトップスピードに乗っていく競馬ができれば、エアスピネルあたりなら差せそうな

狙い穴：ジョルジュサンク
　カフジかどうか迷うも、この馬、何といっても“すみれs”で番手からBスピネルと競って負けなかったのが印象的。　タイプ的にはノーブルマーズなんかと比較しても、レースセンスは上で、前目で上手く競馬ができる点と、先行力を活かして泡よくばの3着入りに期待。
ただ、これといったキレがないのが難点で、展開面の恩恵も必要.。
中団以降の有力馬が団子状態で牽制しあっている最中に、上手く前残りになれればとは

爆穴：カフジプリンス　
　うーん、このレースでは成績の良いHC産駒3頭の中から選ぶとしたら、この馬しかいないような。当初はダート路線でパっとしなかった馬だったが、阪神未勝利芝2200mで、いきなりの3着。その後の４戦でも３−０−１−１とステイヤー適性の素質を証明、今回は菱田から岩田に乗り替わりと知って、何故か、先週のクロコみたいに気になる(-_-;)　
印象の深いレースが阿寒湖特（芝26）で、2着に5馬身差の圧勝劇、4角で外に振られた感も、直線ではスピードを落とさずズドンと上がり3F＝35.1の最速勝利。　
まぁ前走は1番人気に推されながらも5着完敗も、内容的には脚を出し切れないままの消化不良レース。今回、イワータに鞍替えする理由だとすれば、3着滑り込みなら　　　　　

押△　名村新軍　追切りと指数で当確