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2016/09/19 09:46
今日はセントレジャー!目出度いな〜2016(四)
父のLawmanは2100mに距離短縮されてからの仏ダービーの勝ち馬で、それの勝ち馬が英セントレジャー馬の父になるのは初めてで、英ダービー馬の父になった馬は未だいません。
因みに母のAbunaiは日本語の「危ない」のローマ字表記の可能性が有りまして、英仏独の辞書にはabunaiは「該当無し」で、一番それらしいのはフランス語なんですが、発音するなら「アビュネ」になるでしょう。外来語になっているナイーブの原語表記に有るトレマという記号(文字の上に・・)がないと「アブナイ」とは読んで呉れないでしょう。英クラシックホースの母馬が日本語というと、英オークス、セントレジャー馬で凱旋門賞2着、JCにも出走したUserFriendlyの父で、'85年の英ダービー馬SlipAnchor(英ダービー史上7頭目で、現時点では最後と言える父系ラインの直系親子3代ダービー馬)の母Sayonara(父Birkhahn)が居ます。まぁ、これを言い出すと、名馬NativeDancerの母もGeisha(父Discovery)なんですけどね。
HarbourLawの牝系交配種牡馬を見ると、Pivotal、Warning、Lomond、WelshPageantと来て、5代母の父がNijinskyIIというのは感慨深いですね。海外の競馬に関心を向けるきっかけになった馬ですからね。父のLawmanの曾祖母の父もNijinskyIIなので、HarbourLawはNijinskyIIの5×6になりますが、それを言い出したら、アメリカのチャンピオンサイヤーTapitもNijinskyIIの5×3で、膨大に存在するTapit産駒の6世代目に、Tapitの孫世代は7世代目にNijinskyIIが存在するので、稀少でも何でもありません。唯、ボトムラインの5世代目に名前が有ると、目に付きますので、「NijinskyIIもそんな昔の馬になったか」と沁々思います。将に「今年60のお爺さん」ですなぁ。