スマートフォン版へ

マイページ

268件のひとこと日記があります。

<< 「今年60のお爺さん」ー武邦さんへの思い(... ひとこと日記一覧 「今年60のお爺さん」ー武邦さんへの思い(... >>

2016/08/14 12:51

「今年60のお爺さん」ー武邦さんへの思い(その三)

 以前に別の日記に書きましたが、この'69年は今風に言えば、「レジェンド」とも言うべき保田隆芳さんの最後の1年でした(競馬界の年度末は2月なので、騎手引退は'70年ですが)。御手馬のミノルで朝日杯三歳ステークスを勝っているので、前人未到のダービー3勝を目指して、引退を伸ばしたと言われていました(結局ダービーはダイシンボルガードの2着)。現在でも、ダービー3勝以上は5勝の武豊騎手だけで、彼の3勝目は'02年のタニノギムレットで、ほんの14年前の話に過ぎず、47年前に「ダービー3勝」に拘る値打ちは多大なものだったでしょう。
 その保田隆芳さんは1920年3月生まれで、その頃は49歳。私の父親より7歳上(学年では8学年上)なので、将に「生ける化石」のイメージでした。しかし、今はその'69年の3月生まれの武豊騎手が47歳の現役で、更に横山典弘小牧太柴田善臣騎手達が武豊騎手より年上で現役なので、将に隔世の感有りですね。今の小・中学生から武豊騎手達がどの様に見えているか推測しても、私が保田隆芳さんに持っていたイメージとは違うと思いますね。自分等の父親より年上でも、ひょっとして父親より若く見えているかもしれません。
 もう1人1928年3月生まれで、私の父親と同学年の野平祐ちゃんがいますが、恐らく'74〜5年頃に重賞レースを勝った時(カーネルシンボリだったかも)、少し後の一般週刊誌に、「40代後半の人間が活躍出来る競馬はスポーツではない」と言った評論家がいました。其れなりに名前が知れた評論家でしたが、名前が思い出せず、40年以上前ですから、既に亡くなっていると思います。プロスポーツの代表と言えるプロ野球で、200勝投手の山本昌氏が50歳迄現役だったことを、若し今も御存命だったら、どう感じているのかと思います。

いいね! ファイト!