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2016/08/14 12:49

「今年60のお爺さん」ー武邦さんへの思い(その二)

 そもそも、武邦さんの存在を知ったのは、小学校の競馬好きの同級生から「武邦彦、高橋成忠、栗田勝が関西ビッグ3」と教えられたのが、最初です。「武邦彦」という名前の響きに惹かれ、注目しました。'68年は高橋成忠に次いでリーディングジョッキーは2位でしたが、重賞勝利は6勝で、武邦さんにとってはデビュー以来の最多勝利(因みに生涯最多勝はキタノカチドキの年の'74年の10勝)でした。アトラスでスポニチ金杯と北九州記念、マーチスできさらぎ賞、タマノオーで京都四歳特別、ダイイチオーで神戸杯、サトヒカルで中京記念の6つ。48年前はきさらぎ賞も中京のサンドコースで、中京記念も同時期なので、私が本格的に競馬を見始めた菊花賞の頃('68年11月17日)は、既に武邦さんは重賞6勝した後でした。でも、印象に残っているのが年末最後の週で、この年は12月29日に西の阪神大賞典3100m、東の中山大障碍(リュウズキの勝った有馬記念は一週前の22日)が有り、其の阪神大賞典では武邦さんはダイイチオーで逃げ、直線で大根田祐也騎手のムオーに抜かれて2着とはいえ、KTVの解説の志摩直人氏が「流石の好騎乗」と大絶賛。惜しむらくは、2着だった為に騎手インタビューが無く、武邦さんが背の高い騎手という以外に顔のアップは見たことが無く、「どんな人か」は詳しくは知らなかった訳ですね。
 次の週は明けて'69年で、1月4日の土曜日から新年の競馬が始まり、「今年こそリーディングジョッキーに!」の新聞記事は1月1日から3日の間に載ったものでしょう。当時の私は小学6年の最終学期である3学期を目前にした正月で、満12歳。1938年10月20日生まれの武邦さんは30歳2ヶ月。写真を見た印象は「青年騎手」ではなく「オジサン騎手」でした。

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