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2015/04/29 08:48

最初から、致命的疝痛を一度でも見たことが

中傷事件感想

・事件の異常性

馬が致命的疝痛で苦しむさまは、極めて悲惨である。
彼らはそもそも最初の告発文に、オーナー達に苦しむ馬を見せながら、若いオーナー達の過去の管理を責めるという、馬の致命的疝痛を見たことがある者にとっては噴飯物の卑劣行為を行ったことを、自ら書いていた。
自身の自発的証言であることから、若いオーナー達に対する、そのあまりにも残酷な行為・言動を、彼らが行ったのは事実である。
さらに二者の関係は根本的に、馬管理を依頼されたプロと若い馬主、という立場であり、このような行為は常識としてもあり得ない。万一、アマチュアのオーナー同士の間で、そういうやり取りが持ち上がったとしても、それを諌め慰撫するのが、プロに期待される役割であろう。
たとえ暴言を吐いたとしても、それが人間的未熟さ故の一時的な動揺や混乱からの暴走であった場合、やがて反省や愛馬を失い傷心の馬主への同情の念がおこると思われるが、その後の告発文、虚言による中傷拡大、不自然な謝罪文の内容を吟味すると、全く反省も同情も無く、さらに攻撃や脅迫をエスカレートさせていることが分かる。

これらの事柄より、告発文を書いた側の故意的な加害意思の存在と、ターゲットとされた被害者=経験が浅く年若い馬主、という構図が判断できる。

・モラルハラスメント

何故、このような異常で残酷なことが行われたのか、そしてそれを周囲の者は容認、加担したのか。経営問題が大きな理由かもしれないが、施設の会員も、加害者の虚言に基づくネット攻撃に、疑う様子もなく唯々諾々と動員されている様子から見ると、加害者施設内にモラルハラスメントが存在し、加害者施設においてはすでに集団的倫理観が破壊されていることが、強く疑われる。
(専門家らに矛盾点を指摘されても、加害者が嘘を言うはずがない、という盲信や、加害者に言われるがままに、すべて被害者が悪い、加害者は善人で優良だからこそ指導しただけ、逆に被害者は加害者に感謝し謝罪すべきである、という、都合の悪い現実を直視しない臆病な御都合主義と、自らの道徳精神・善悪判断の放棄)

加害者は若い人たちの指導者を施設内やネットでも自称していたようだが、何をか言わんや、実際の行為の非常識な残忍さは、これこそ若い人たちに対する虐待と呼ぶにふさわしい。

・ネット攻撃の意図

加害者施設では、集団的倫理観がすでに破壊されている様子だが、今回の事件は、虚言や情報の撹乱、情緒に訴えたり急に精神的ショックを与える等の手法で、集団の価値観を、自分達の都合のいいように塗り変えようとする、加害者施設では成功したのと同様の試みを、ネット上で行おうとしたものと捉えられる。加害者らは手を変え品を替え繰り返すと予想されるので、今後も要注意であろう。

・総評

分析するほどにますます気が滅入るような卑劣な事件であった。
集団の倫理観がどのようにして歪められていくか、自分は心優しい良識人だ、と自任する人たちが、どのように虐待の加害者側に取り込まれるか、自分達の無知を自覚せず、自分がいかに純粋でけなげで善良かとこれみよがしに旗を振る共犯者らに扇動され、ターゲットとなった弱者を集団で貶しめ迫害する側にまわるか、その卑怯な過程と歪な心理が逐一観察でき、人間の醜い暗部を見せつけられたように思う。

しかし、今回の事件では、耐え難いような悲惨な体験を強いられた若い被害者たちが、プライドを持って加害者らと縁を切り、彼らの馬達と共に果敢に乗り越えようとしている様子であることは何より喜ばしい。
そしてネット上でも、おかしいと声を挙げた、聡明でユーモアや勇気のある人たちの存在に救われた。

今回の事件は、狭い馬社会のみならず、広く一般社会においても、組織集団やネット社会の精神的健全性を保つためには、何に気をつけて何が必要か、という、根源的で非常に重要な課題を投げかけた事件だったと思う。

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