後藤騎手の御冥福をお祈りできるまで時間がかかりそうだ。

あまりにも突然すぎた。
今回は怪我が軽かったのもあって一安心していたのに。

本人がもうこの世にいないから何に苦しんで何がきっかけで死を選ぶ決意をしたのかは遺書でもない限り一生分からないのだろう。
だから自分なりに考えて受け止めるしかないのかな。

真面目な人だったからね。
三度目の落馬となると自分に問題があるんじゃないか？と考えてしまったのかもしれない。
その行き着いた先で「馬を死なせてしまった」と思ってしまったのかもしれない。

ただ競走馬達があの細い脚で必死に戦い生き抜こうとしている姿を目の前で見てきていたはずじゃないか。
境遇や困難に立ち向かう競走馬達を目の前で見てきたんじゃないのか。
そんな競走馬達を見てきた後藤騎手が出した答えがこれでいいのかよ…。

多分受け止めるのにもう少し時間は掛かると思う。
ただ後藤浩輝と言う素晴らしい騎手がいた事実を決して忘れることはないだろう。

ただこれから後藤騎手を語るときに笑顔で語れないのだけが悔やまれる。



ダメだ。
まだ信じられないわ。