女性騎手・木之前葵デビューへ

廃止の危機が迫る名古屋競馬にとって久しぶりに明るいニュースですね。たくさんの競馬ファンが注目してくれますように。

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地方競馬の第９１期騎手課程の修了記者会見が９日、栃木県那須塩原市の地方競馬教養センターで行われた。２年間の訓練、養成を無事に経た騎手候補生は女性１人を含む計９人。試験の発表は１４日で、合格者には３１日付で騎手免許が交付され４月から各地で順次デビューする。

　紅一点の木之前葵（あおい）候補生（１９）は宮崎県出身。６００勝の記録を持つ女性ジョッキーの第一人者、宮下瞳騎手（引退）に憧れ、慕って離れた愛知に所属先を求めた。「男の人と違う柔らかさを生かしたい。目標は宮下さんの記録を超えることです」と夢は大きい。

　南関５人の中で前評判が高いのはＴＣＫ大井の米田厩舎に所属する笹川翼候補生（１８）。「腕が達者でセンスもある。向上心があって性格的にも勝負の世界向き」と清水目稔教官も期待を寄せる。祖父は現役騎手時代は新潟でリーディング首位を期待され、史上最強馬と呼ばれたシンボリルドルフの専属調教パートナーを務めた此村与志松さん。遺伝子はしっかり受け継がれている。負けず嫌いと言う笹川は「祖父からは馬に対する心構え。先生（米田師）からは、なるべく騎座と足で追うようにと技術面を教えてもらった。もっと努力して結果を出したい」と精悍（せいかん）な顔で目を輝かせる。

　明るい笑顔が印象的な木佐貫泰佑候補生（１８）は中学生の時、自ら船橋競馬場に出向いて今回の所属先となる川島正一師と出会った。「元気良く精いっぱい頑張ります」。見た目とは裏腹に芯は強い。

　昨年の南関リーディングに輝いた小久保厩舎に所属する寺島憂人候補生（１７）は６人兄弟。「目標は新人賞です」と話した。

ソース
3月9日日刊スポーツ
http://www.nikkansports.com/race/news/f-rc-tp0-20130309-1095351.html