89件のひとこと日記があります。
2016/11/12 22:48
「バリは本当に幸せものです」 少し…
「バリは本当に幸せものです」
少し…というか、かなり前の話ですが、青森県の八戸家畜市場にてウインバリアシオンのお披露目会が開催されたそうです。
そのときの担当の方のお言葉です。
生まれた世代よってはG1を獲れてた逸材でした。
怪我にも泣かされながら最後まで存在感を示してくれたバリ。
ダービーも良馬場だったら金細工師を大外から出し抜いてたかもしれないバリ。
ファンの多くが「頼むからひとつくらい獲らせてあげて」そう感じていたはずのバリ(私もそう感じてました)。
バリの板に「この馬を語る際にいちいちオルフェーヴルなんかの名前を出さないでほしい」という書き込みがありました。
ファンにとってはまさにそうなんでしょうね。
バリはバリなんです。
相手が誰であろうが一生懸命走るだけ。
自身の持つナタのような切れ脚が相手の懐に届くか届かないか。
その末脚、その姿は
「外からウインバリアシオン!」
その実況とともに中長距離G1のラストシーンの記憶をいつまでも彩るはずです。
これからも幸せに長生きしてね。本当に。
そして…もし、G1で自身の仔が、あの金細工師の産駒を大外から差し切って勝利すれば…
バリのファンの涙が、さらにバリの雄姿に彩りと輝きを加えることでしょう。
今年も暮れの有馬まで大勝負が続きます。
勝てなくても記憶に残るレースをしてくれる名脇役、いや、勝って主役になる仔が出てくるんでしょうか。