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2015/08/18 00:29
星の女王と絶景にたたずむ淑女… すで
星の女王と絶景にたたずむ淑女…
すでに女帝として戴冠を済ましている淑女はいつまでも優雅にそこにたたずんでいます。
そして、女帝になれなかった星の女王は、母として、この淑女を超えようと後ろで見つめるのです。
昨日、BSで観た「視聴者が選んだ名馬たち」で、草野仁さんが選んだブエナビスタのレースをあらためて観てそう思いました。
同じ毛色で黄色の頭絡、とどかないと思った桜花賞とオークスでゴール板までとどいてみせた末脚。
たしかにそれだけを観たら似ているかもしれないけれど、この二人は違う。
これまで…そう思っていましたけど…それはただ単に雰囲気だけだったんですね。
あくまでも涼やかに、ときとして線を細く映すほどのたおやかなしぐさで、それでいて芯の強さを見せつける絶景に立つ淑女と、辺りを睥睨する余裕と力強さを見せつける星の女王。
でも、あらためて観ると…今になって重なってくることに驚かされました。
好きだったガラスの天才少女ビワハイジと日本近代競馬が誇る貴公子スペシャルウィークの娘ブエナビスタ。
女傑ベガと世界を転戦した荒武者ファルブラヴの娘ヒストリックスターと英傑ディープの娘ハープスター。
優雅さと凄み。
たしかに雰囲気はちがうけれど…
おそらくアクシデントなくして競走馬生活を続けていればきっと淑女と同じ道を歩んでいたであろう星の女王。
淑女と同じ色の頭絡をまとい、牡馬を蹴散らしたであろうその姿。
その姿が重なって…
なんだ…優雅に蹴散らすか、力強く蹴散らすかの違いだけ。
ブエナが好きだった人はきっとハープも好きになる。
優雅であろうが力強くあろうがこの二人は根幹は同じ。
涼やかに見せようが睥睨するように見せようが二人とも同じ目元。
今更ながらそう感じさせられました。
どうでしょうか?
二人とも参戦した札幌記念。
かたや伏兵に敗れ、かたや怪物を蹴散らして見せたレース。
ひいきのルージュは…さてさて…
↑って回避してるやん…(*_*;