今年はチャンスですぞ！ーその弐

　では、本番の桜花賞ではｺｺﾛﾉｱｲはどうでしょう。チューリップ賞を勝ったからといって自動的に桜花賞馬に成れる訳ではないことは、2010年以降両レースを勝ったのはﾊｰﾌﾟｽﾀｰだけで、確率は20%でしか有りません。この5年間で重賞未勝利馬が2頭も勝ち、勝ち馬から桜花賞馬が多く輩出されているステップレースも無く、その意味で牝馬クラシック戦線は｢何でもあり｣な訳ですが、少しでも絞り込みを試みたいと思います。
　先ずは、チューリップ賞負けた桜花賞勝ち馬のチューリップ賞の成績はｱﾊﾟﾊﾟﾈ-2着、ｼﾞｪﾝﾃｨﾙﾄﾞﾝﾅ-4着、ｱﾕｻﾝ-3着と全て4着以内なので、残念乍ら今回5着以下の馬は｢チーン｣でしょうね。今回の2〜4着馬は全て重賞未勝利なので、過去の重賞未勝利の桜花賞勝ち馬を見てみると、ﾏﾙｾﾘｰﾅはエルフィンS勝って桜花賞直行で、今年の同レースの勝ち馬はチューリップ賞惨敗していますから、この線は無さそうですね。ｱﾕｻﾝの年はチューリップ賞のｸﾛﾌﾈｻﾌﾟﾗｲｽﾞ、フィリーズRのﾒｲｼｮｳﾏﾝﾎﾞは共にそれ以前は重賞未勝利馬で、阪神JFのﾛｰﾌﾞﾃｨｻｰｼﾞｭも同レース以後は芳しいとは言えない状況で、強力な有力馬が居なかった印象ですね。ﾏﾙｾﾘｰﾅの年はチューリップ賞で重賞3勝目を挙げたﾚｰｳﾞﾃﾞｨｿｰﾙが故障で離脱しており、今年は重賞未勝利馬が桜花賞勝つ可能性は低いと判断します。