268件のひとこと日記があります。
2015/02/28 18:49
2015年の春のクラシック展望(みたいなもの)ー下
ルージュバックもダービーを目指すなら、弥生賞かスプリングSに出て、負けたら桜花賞に行けば良い訳で、桜花賞直行でそれの結果次第でダービーを考えるというパターンは、去年のレッドリヴェールと同じで、芳しい結果が出るとは思えません。去年も今頃はハープスターが怪物牝馬と言われていて、根拠は早期のローカル二歳重賞でイスラボニータに勝ったことの様なのですが、「牡馬の成長力を馬鹿にしたらあかんぜよ!」ですよ。一箇月で力関係が変わることも有る訳ですから。
牝馬のクラシックに関しては混沌としています。2010年以降、重賞未勝利馬が桜花賞二頭(マルセリーナとアユサン)、オークス二頭(エリンコートとヌーヴォレコルト)各々勝ってまして、トライアルも、チューリップ賞と桜花賞を勝ったのはハープスターだけ、フィリーズレビューと桜花賞は零。代わりにメイショウマンボはオークス勝ってますが、フローラSとオークスを勝ったのもサンテミリオンだけと、何でもあり状態です。ローテーションで言えば、マルセリーナはエルフィンSからの直行ですからね。問題は、牝馬限定重賞のアルテミス、ファンタジー、フェアリーの3つのステークスと、クイーン、フラワーの2つのカップの勝ち馬からクラシックホースは出て居ないことでして、「勝った方がインケツ」状態ですね。直近はフラワーCが'06年のキストゥヘブン、ファンタジーSは'05年のラインクラフト、クイーンCは'04年のダイワエルシエーロでして、10年に一度と考えると、今年はそれらのレースの勝ち馬からクラシックホースがそろそろ出ても良い頃だとも言えますね。
それならば、今年は2月の初めに亡くなったステイゴールドの牝馬が二頭、それらのレースを勝っています(ココロノアイとキャットコイン)。日本の三冠馬7頭の父馬の内、牝馬クラシック未勝利なのはステイゴールドのみ(ダイオライトとトウショウボーイは桜花賞のみ、残りのヒンドスタンやパーソロン、ブライアンズタイム、サンデーサイレンスは桜花賞とオークス両方)。或る意味、不名誉な記録とも言えるので、汚名を晴らせるか注目です。