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2015/02/28 18:39

2015年の春のクラシック展望(みたいなもの)ー中

 関西のオジン競馬ファンから見れば、きさらぎ賞は関西の二歳チャンピオンの年明け初戦の定番レースだったのに、今はレース自体が質的変化を起こしています。2010年以降の春の牡馬クラシックの勝ち馬にきさらぎ賞の勝ち馬は一頭も居らず、出走していたのもオルフェーヴルのみ。2010年以降のきさらぎ賞の出走馬を調べると、重賞勝ち馬は一頭も居らず、全て重賞未勝利馬ばかりです。昔は東西同日開催でクラシックのステップレースが有りましたが、今は共同通信杯が一週間遅れているので、ローテーションの関係で共同通信杯に流れていると思われます。つまりは、きさらぎ賞はシンザン記念同様に賞金加算目的のレースに成っている訳で、阪神三歳S(当時表記)の勝ち馬、マーチス、タニノムーティエやロングワン、キタノカチドキが出ていた時代とは違うということでしょうね。ヒカルイマイもきさらぎ賞でロングワンを破ってクラシックに向かったんですが、今はきさらぎ賞の勝ち馬に、多大な評価は禁物だと思います。
 何故きさらぎ賞のことを書くかというと、今年は牝馬のルージュバックが勝ったからなのですが、このサイトのきさらぎ賞のレース結果のニュースに「牡馬の実績馬に勝ったのではなく、血統的評判馬に勝っただけ」という投稿が有りまして、私と全く同意見です。思い出すのは'75年の東京四歳S(今は共同通信杯)です。京成杯(今は京王杯)と朝日杯の両三歳S(当時表記)と京成杯(年明けのレースの方)を勝ったテスコガビーをカブラヤオーが破ったレースですが、「テスコガビーに勝ったカブラヤオーは凄い」と言えますし、「テスコガビーも年明けの2月に牡馬と走ればこんなもの」とも言えます。結果はこの二頭で春のクラシックレースを総なめした訳で、牡牝両方のNO.1が1、2着して、後の物差しに成ったレースでした。

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