天の邪鬼のセントレジャー咄(7/12)

　別件で調べたいことが有ったのでWikiを見ると、今年のセントレジャーの結果が出ていました。或るいは概要等も加筆されている感じがしましたが、｢NijinkyII以降春のクラシックホースがセントレジャーに出走したのは'87年のRefferencePointと'12年のCamelotだけ｣とShergarを飛ばしています。恐らくこれを書いた人は私の様なリアルタイム世代ではなく、若い世代で記録を調べた人なんでしょうね。Shergarは四着ですから、各年度の出馬表を調べないと分からないでしょう。以前日記に書いた｢ﾄｳﾒｲは'68年に栗東の清水茂次厩舎に入厩した｣という出鱈目と同じ様なもので、リアルタイムで知っていれば、あり得ない記述です。
　これ以降、'83年にSunPrincess,'85年にOhSoSharpの二頭の牝馬が勝ちました。前者はオークス馬でﾌｻｲﾁｺﾝｺﾙﾄﾞやｺﾝﾃﾞｭｲｯﾄの祖先、後者はその組合わせの勝ち馬が日本競馬には存在しない千ギニー･オークス･セントレジャーの勝ち馬(イギリス競馬史上7頭目で、現時点で最後の三冠牝馬)です。二頭共凱旋門賞ではダメでしたが、OhSoSharpには特に期待していました。結果は四着でしたが、スマホに切り替えたここ3年以内にYouTubeの動画を見て、呆然としてしまいました。降着になった前年の優勝馬Sagaceの圧勝で、繰り上がったRainbowQuest陣営も勝った気がしなかったでしょう。ﾒｼﾞﾛﾏｯｸｲｰﾝの秋の天皇賞みたいでした。