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2014/06/09 21:32
英ダービーとベルモントSが終わって(その三)
イギリスダービーも終わりまして、Galileo産駒のAustraliaが勝ち、去年に続いての連勝ですが、はっきり言って、GalileoやMontjeuは「お腹一杯、ノーサンキュー」で、両馬が偉大なのか、若い世代の種牡馬がだらしないのか、現在ダービー馬の父で一番若いのが、Galileoの16歳というのも、或る意味問題が有ります。過去を遡っても、一定の周期でその種牡馬が10歳未満の時に生まれた産駒によるダービー制覇が見られますが、GalileoやMontjeu以外では2000年のSinndar(父GrandLodgeの6歳の時に生まれた産駒)が最後です。後継種牡馬が冴えないと子孫が先細りする可能性が高いのですが、そうなったらそうなったで、別の系統が台頭するのが歴史の必然とはいえ、イギリスの血統研究家はどう思っているんでしょうか。
今年はSee theStarsがオークス馬Taghroodaを出し、去年もNewApproachがオークス馬Talentを出していますが、ダービー馬が種牡馬になって初年度からオークス馬を出すと、どうもグランディー('75年の英ダービー、愛二千ギニーとダービー、キングジョージ)の印象が頭に昇ります。'80年にオークス馬Biremeを出した時に、『優駿』で石川ワタル氏が「早くも大種牡馬の道を歩み始めた」と書かれた数年後に、グランディーが日本に「都落ち」しています。