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2014/06/09 21:24
英ダービーとベルモントSが終わって(その二)
'70年代に三冠馬が三頭誕生して「三冠慣れしている」とはいえ、'73年のSecretariatがCitation以来の25年ぶりの三冠馬という認識は当然有りましたが、あのAffirmedが現時点での最後の三冠馬というのは少し驚きです。私は「イギリス派」なので、アメリカの三冠レースは詳しくは調べていなかったんですが、最初の三冠馬SirBartonからCitation迄の30年間で8頭達成しているんですね。平均すれば、4年弱に一頭です。'70年代も似た様なものなんで、今後も一旦誕生すれば、短い期間に集中する可能性は有りますね。
もう一つは、日本とイギリスでは親子二代三冠馬は存在しないのに対して、アメリカはGallantFoxとOmahaという親子二代三冠馬がいたんですね。しかも、祖先のTeddyもイギリス競馬史上唯一のOrmondeとFlyingFoxという直系祖父と孫の三冠馬の子孫で、英米三冠馬4頭という豪華なラインナップです。でも、現在のアメリカのTeddy系といえば、Damascusの系統しか目にしないので、Omahaを調べると、完全な失敗種牡馬で子孫は残っていない様です。
子孫が残るといえば、イギリスのIsinglassと四代孫Bahramの両三冠馬の子孫がドイツのMonsunで、輸入された直仔のノベリストの今後に注目です。Isinglassも失敗種牡馬でBahramも成功したという程でもなく、SeattleSlewがチャンピオンサイヤーになり、子孫が今も走って、三冠に挑戦したというのは、希少なケースと言えましょう。