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268件のひとこと日記があります。

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2014/06/02 21:42

「言葉遊び」の結末(三)

 私がこんな事言うのも変ですが、牝系の「鮮度」だと思います(このサイトに「種牡馬の鮮度」を主張するコラムニストが連載していましたが、それのパクリみたいなものです)。2000年以降で今年迄のダービー馬15頭の内、母が輸入馬だったのは9頭もいて、残りはメイショウサムソンとウオッカ(夫々フロリースカップの10代孫と11代孫)、アグネスフライト(四代母輸入馬)、オルフェーヴルとワンアンドオンリー(曾祖母輸入馬)、タニノギムレット(祖母輸入馬)という具合です。日本に来て50年以上経過している牝系は既にダービー馬を出している牝系でないと苦しいということですね。
 勿論、例外は有ります。'90年のアイネスフウジンはプロポンチスの8代孫ですが、1907年に日本に輸入されて80年以上経過して、プロポンチスの子孫初のダービー馬になったのは奇跡的だと思います。他の1907年輸入の小岩井牝系ではビューチフルドリーマー、フラストレート、フロリースカップ、アストニシメント全て子孫初のダービー馬は戦前、戦中に誕生しています。輸入されて一定期間内にダービー馬が生まれないと、今後も新たに牝馬が導入されて行く訳ですから、牝系の底力とダービー適正は大事な要件と言えましょう。

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  • コラムニスト

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  • ふくすけさん

     そうですか。戸山調教師はそういう考えでしたか。思い付いたのは、キタノカチドキですね。不受胎続きの母を一旦野生化し、アラブの種牡馬を付けた後の二番仔ですが、初仔みたいなものでしょう。服部調教師は「一腹一頭」という考えでしたね。大御所厩舎の御用達の名繁殖牝馬の産駒なんて回って来ないから、無名牝馬の産駒は一頭走れば御の字というニュアンスでした。日記に書いた様に、最近のダービー馬の母の六割は輸入馬で、本国で子供を産んでいたら、日本に来てから産む仔は初仔ではありませんからね。去年のキズナはファレノプシスの15歳下の弟ですが、これは特殊過ぎで、多くは兄や姉が何頭かいる仔が走ってますね。早すぎず、遅すぎずですかね。
     インパクトを考えれば、平均獲得賞金より大レースを勝った馬がいるか否かだと思います。産駒にクラシック勝ち馬のいないリーディングサイヤーなんてインパクト有りませんものね。

    2014/06/04 01:02 ブロック

  • シゲルボウラクさん

    (続き)獲得賞金などで比較するのがベストと思います。戸山師はキャリアの古い人なので、初仔だったスピードシンボリ・モンタサン・メイヂヒカリなど、いにしえの名馬たちの例を見てきたのでしょう。あるいは条件クラスの馬たちでも体型や潜在能力など初仔のほうが優れた割合が高かったのかもしれません。このあたりの研究は当然誰かがやっていると思いますが、ここ20年くらい優駿誌なども読んでないのでよくわかりません。

    2014/06/04 00:21 ブロック

  • シゲルボウラクさん

    牝系の「鮮度」とはちょっと違いますが、亡き戸山調教師が言われていた、母馬の初仔が一番大事だというのを思い出します。「繁殖牝馬の鮮度」というか、母馬の持つ能力を最大限伝えられるのは初仔というのが戸山師の信念だったようです。

    試みにここ40年ほどのダービー馬とオークス馬で初仔がどれくらいいたか見てみました。
    【ダービー馬】
    アドマイヤベガ・サニーブライアン・フサイチコンコルド・ミホノブルボン・ミスターシービーの5頭
    他に不受胎後の第一仔でメイショウサムソン・カツラノハイセイコ・クライムカイザーの3頭がいました
    【オークス馬】
    アドラーブル・トウカイローマン・ケイキロク・フアイブホープ・テイタニヤの5頭、
    他に不受胎後の第一仔でダイワエルシエーロ・コスモドリーム

    ダービー馬・オークス馬とも40頭中5頭で12.5%ですが、数字を見る限り特段多いとは思えません。厳密にはもっと大きいサンプルで平均

    2014/06/04 00:20 ブロック