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2014/05/26 18:36

他人のパクリのトリビア(壱)

  '82年のバンブーアトラスの勝ったダービーの結果を報じた『優駿』(恐らく'82年7月号でしょう)で、『慶應義塾大学新聞』(正式名か否かは不明)がダービー勝ち馬予想でバンブーアトラスを指名していたことが紹介されていました。根拠は単純で、この当時のダービー馬の名前は長音と「ラ」の付く馬が多く、'82年当初から「ン」の付く馬が重賞レースを制しており、それらを全て満たす馬がバンブーアトラスであるというものでした。実際、'72年のロングエースから'81年のカツトップエースまで10年連続だったのです。特に「ラ」の付く馬は'74年のコーネルランサー、カブラヤオー、クライムカイザー、ラッキールーラ、サクラショウリ、カツラノハイセイコと6年連続で、確かに目に付く現象ではありました。しかし、「ラ」に関してはこの後、サクラチヨノオー、ナリタブライアン、サニーブライアン、アグネスフライト、エイシンフラッシュ、ディープブリランテと尻すぼみ状態で、代わって目に付くのは「ン」の付く馬です。
 長音の馬が目に付く様になったのは'65、'66年のキーストン、テイトオーあたりからですね。昔はどうだったかというと、戦前はフレーモア、ガヴァナーと「ン」と「ラ」のセントライト、戦後はミハルオー、ゴールデンウエーブ、オートキツ、フェアーウイン、「ン」「ラ」はボストニアン、ハクチカラ、シンザンと目に付く程ではありません。これらを全く含まない馬を探す方が早いでしょうね。'65年以降現在迄で、ヒカルイマイ、タヤスツヨシ、アドマイヤベガ、タニノギムレット、ウオッカ、キズナと10%そこらの割合です。

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