「逆襲」のその後―前編

　 POGでは毎年のこと乍ら、クラシックレースでは用なしの私ですから、今年のケンタッキーダービーでCaliforniaChromeが勝ったニュースをこのサイトのタレコミニュースで知った時は嬉しく思いました。去年Orbが勝った時に｢BoldRulerの逆襲｣をテーマに日記を書きましたが、今年はそれと被らない程度で思うことを書きます。 　
　既にこのサイトで合田直弘氏がCaliforniaChromeに就いて書かれていたので、本番に期待はしていましたが、父がLuckyPulpitという名前からPulpitの系統だと予測出来たので、嬉しい結果だと思います。'70年代を思い起こせば、日本に輸入されたﾀﾞｽﾄｺﾏﾝﾀﾞｰ(父BoldCommander)がBoldRuler系唯一のケンタッキーダービー馬だったのが、直仔のSecretariatが三冠馬になってから、Cannonade(父BoldBidder)、FoolishPleasure(父What aPleasure)、BoldForbes(父IrishCastle)と直系孫が三連勝し、遂には直系曾孫のSeattleSlew(父BoldReasoning、その父Boldnesian)が登場します。これらの馬の父は日本にいる私には初めて目にする名前ばかりでした。同じ様なことが今年のCaliforniaChromeにも当てはまります。しかも、父の種付け料と母の購入金額合わせて100万円もしないという所が、安馬だったSeattleSlewと似た感じですね。