POG雑感(追記)

　 先週は三歳の重賞レースが三つ有り、クラシックの今後が占えるかもしれないと書きましたが、折角なので、追記を書きます。 フラワーCにはｸﾘｽﾏｽ、ファルコンSにはｶﾗﾀﾞﾚｼﾞｪﾝﾄﾞ、スプリングSにはｱｼﾞｱｴｸｽﾌﾟﾚｽと重賞一勝馬が出走し、全て破れました。新たに重賞二勝馬は誕生せず、新しい勢力が出て来たことになります。これに関しては、このサイトで柏木さんが自身のコラムで｢クラシックが面白くなって来た｣と書かれています。
　 今回の重賞勝ち馬はﾛｻｷﾞｶﾞﾝﾃｨｱとﾊﾞｳﾝｽｼｬｯｾに三桁の指名者がいて、ﾛｻｷﾞｶﾞﾝﾃｨｱは指名人気100位以内に入っていまして、ﾊﾞｳﾝｽｼｬｯｾはﾚｯﾄﾞﾘｳﾞｪｰﾙより少なくて、ｵﾒｶﾞﾊｰﾄﾛｯｸやﾐｯｷｰｱｲﾙより多い人数です。ﾀｶﾞﾉｸﾞﾗﾝﾊﾟはﾜﾝｱﾝﾄﾞｵﾝﾘｰより少し少ない79人です。因みに若葉Sの勝ち馬ｱﾄﾞﾏｲﾔﾃﾞｳｽは指名者が9人で、去年のﾒｲｼｮｳﾏﾝﾎﾞの8人と少し被る感じでしょうか。この馬の父ｱﾄﾞﾏｲﾔﾄﾞﾝは既に韓国に輸出されているので、死亡した種牡馬の産駒が走るケースに似ていると言えます。既に種付けを止めているﾌｼﾞｷｾｷの産駒が今年の有力馬にいるのも、同様でしょうね。　
　 柏木さんはﾛｻｷﾞｶﾞﾝﾃｨｱに関して色々書かれていますが、私は過去に書いたことをしつこく書きます。スプリングSは関西馬の出世レースで、関東馬でスプリングSを勝った馬はパッとしないのです。スプリングSと皐月賞を勝った関西馬はｺﾀﾞﾏ、ｼﾝｻﾞﾝ、ﾏｰﾁｽ、ﾀﾆﾉﾑｰﾃｨｴ、ｷﾀﾉｶﾁﾄﾞｷ、ﾐﾎﾉﾌﾞﾙﾎﾞﾝ、ﾅﾘﾀﾌﾞﾗｲｱﾝ、ﾈｵﾕﾆﾊﾞｰｽ、ﾒｲｼｮｳｻﾑｿﾝ、ｱﾝﾗｲﾊﾞﾙﾄﾞ、ｵﾙﾌｪｰｳﾞﾙの11頭に対し、関東馬はﾒｲｽﾞｲ、ﾜｲﾙﾄﾞﾓｱ、ﾊｲｾｲｺｰ、ﾐﾎｼﾝｻﾞﾝ、ﾛｺﾞﾀｲﾌﾟの5頭(因みにダービーは西9対東3)しかいません。ましてや、去年ﾛｺﾞﾀｲﾌﾟが勝っているので、二年連続はどうでしょう。勝てば感動出来るんですが。