POG回顧など−Gの巻

　例えば、フェアリーSを勝ったｸﾗｳﾝﾛｾﾞは指名者は1人でしたが、この人は｢してやったり！｣でしょうね。このサイトのコラムで、去年、田中哲実さんが｢理想は、誰も注目していない馬を指名することだが、最近はその様な番狂わせの生じ難い土壌ではある。只、GII、GIIIでは伏兵の台頭はまだまだ期待出来る｣と書かれていまして、私は｢まさに、それ！｣と思いました。自分1人しか指名していない馬がダービーを勝つ、出来ればその母馬も過去のPOGで自分が指名していた馬なら、ペーパーオーナーブリーダーとして、この上ない栄誉でしょう。
　今年のダービーはﾛｺﾞﾀｲﾌﾟやﾏｲﾈﾙﾎｳｵｳは直線入って早々に｢アウト！｣でしたが、ｱﾎﾟﾛｿﾆｯｸは頑張りました。ｳｵｯｶの2011の掲示板に｢530ｷﾛの馬が出る｣と投稿されていたので、注意していました。『優駿』六月号に過去のダービー馬の馬体重上位馬が出ていまして、トップはﾗｯｷｰﾙｰﾗの534ｷﾛだったんですね。武邦さんのﾊｰﾄﾞﾊﾞｰｼﾞが届かなかった印象が強く、且つﾗｯｷｰﾙｰﾗはダービー最外枠24番で勝った馬として思い付く方が多いです。それとﾛﾝｸﾞｴｰｽは510ｷﾛで、初めてダービー馬になった500ｷﾛ超えの馬でしたね。忘れていましたね。ﾛﾝｸﾞｴｰｽはダービー一番人気で、｢500ｷﾛの馬はダービー勝てない｣というジンクスも、そんなには取り上げられてはいなかったと思います。