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2013/02/05 04:20

『優駿』に就いて思う事(承の巻)

 私が感じているのは、JRAに意見する書き手が居ないのかということです。40年前なら、競馬大好き文化人が言いたい放題言ってました。「天皇賞馬は何故天皇賞に出れないのか」、「秋の天皇賞なんて不要だ。年一回で十分」、「『阪神四歳牝馬特別』と『阪神牝馬特別』のレース名は一体何?」、「トウショウボーイがダービー勝てなかったのは厩務員ストのせいだ」(キタノカチドキもですが)とか色んな意見が『優駿』誌上に出てました。或るいは競馬サークル内では、武田文吾調教師が「今のやり方では駄目」とあちこちで言ってましたし、『優駿』誌上でも同様でした。これらは多分に宇佐美恒雄編集長の存在が大きかったのでしょうね。
 氏は常々「日本の馬は何故故障が多いのか」や「日本の馬は世界に通用する様になるのか」という問題意識を持っていた人だったので、競馬会に批判的な意見が普通に『優駿』に出たんでしょうね。競馬大好き文化人なんて、皆自分の仕事のある人ばかりですが、今の『優駿』のライターさんは、フリーランスの人が多い感じですね。だから、『優駿』誌上でJRAの批判はやり辛いのかとも思います。日本の馬の能力が世界レベルに上がったとしても、今の競馬界に問題が無い訳は無いので、色々な意見があるはずです。

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