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2016/10/24 18:06

今年はカオスな菊花賞(レース後)その四

 同一年制覇の最も手っ取り早い場合は、三冠馬の父になることで、7頭の三冠馬の其々の父-ダイオライト、ヒンドスタン、トウショウボーイ、パーソロン、ブライアンズタイム、サンデーサイレンス、ステイゴールドと、皐月賞・菊花賞の二冠馬トサミドリの父のプリメロが、トサミドリ本命のダービーで、タチカゼ、シラオキ、ホウシュウと1〜3着を独占した'49年と、サンデーサイレンスが三冠馬ディープインパクトを出す前の'00年に皐月賞・菊花賞の二冠馬エアシャカールとダービー馬アグネスフライト出した9例しかなく、サンデーサイレンスは2回なので去年迄は8頭、今年のディープインパクトを足して9頭ということになります。
 後、年を跨いで三冠完全制覇したのはトゥルヌソル、セフト、ムーティエの3頭。ダービー・オークス・菊花賞馬のクリフジはトゥルヌソルにとって6頭目のダービー馬でしたが、初の菊花賞馬であり、クリフジの翌年の'44年にクリヤマトが皐月賞を勝ちましたが、皐月賞も菊花賞もダービーと違い、1頭ずつしか勝って居ません。セフトの場合は皐月賞・ダービーの二冠馬トキノミノル、ボストニアンの2頭いても、其々菊花賞は別の種牡馬の仔が勝って居り、菊花賞は別の年に勝って居ます。ムーティエは皐月賞・ダービーの二冠馬タニノムーティエの翌年にニホンピロムーテーが菊花賞を勝ち、ムーティエにとってのクラシックホースはこの2頭だけという珍しい例だと思います。
 ディープインパクトが「珍記録」というのは、牡の二冠馬が存在しないことで、他の種牡馬の例に倣えば、ディーマジェスティが皐月賞・菊花賞の二冠馬になるべき筈が、あっさり4着に沈んで、代わりにサトノダイヤモンドが勝ってしまう。ディープインパクト産駒の牡馬に国内でGI2勝した馬は居らず(リアルインパクトは日本と豪州、エイシンヒカリは香港と仏蘭西)、サトノダイヤモンドの池江泰寿調教師は「来年は凱旋門賞に行く」と言うなら、サトノダイヤモンドはGI何勝かして措かないといけませんね。

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