268件のひとこと日記があります。
2015/06/10 16:30
2015年の英ダービーとベルモントSが終わって(その四)
SharpenUpは'84年の千ギニー馬Pebbles,'87年の凱旋門賞馬Trempolinoを出し、DanehillDancerの母父なんですが、何と言っても種牡馬としてKrisとDiesisを出したのが大きくて、特にKrisは'85年の千ギニー・オークス・セントレジャーの勝ち馬OhSoSharp,'87年のオークス馬Uniteを出し、母父としては日本でネオユニバース、同じ頃のキングジョージのDoyen,Diesisは'88年のオークス馬Diminuendoを含めオークス3勝、母父としてはキングジョージと凱旋門賞同一年制覇のDylanThomas,セントレジャー馬のSixtiesIcon、Lucarno、Masteryの3頭、直系では今年のダービー2着馬JackHobbsの父Hallingの父で、父系ラインが今後も続くかは微妙乍らも、系統は続いて居りますね。エタンは日本では重賞レースの勝ち馬は出していた筈なんですが、大レースの勝ち馬は居らず、成功した種牡馬ではないでしょう。恐らくエンパイアメーカーも外国で父系が続くタイプなんでしょう。
以前にも日記に書いた様に、三冠馬はSeattleSlewを例外として、余り成功しないか、成功しても子孫が縮小若しくは消滅傾向に有り、80年前のBlandford全盛期に直系曾祖父の三冠馬Isinglassはどの様に言われていたか分かりませんが、直仔の三冠馬Bahramがドイツで細々と残り、その系統のノベリストを日本も輸入しましたが、爆発的な成功はしないと思います。40年前で言えば、戦前の輸入種牡馬セフトと同系で'68年の仏ダービー馬タパルクを日本に輸入しても、さっぱりだったイメージが浮かび上がって来ました。
今年のアメリカの三冠馬誕生に水を注す様なことを書いてますが、37年前の三冠馬Affirmedも同じRaise a Nativeですから、又かなと思ってしまいます。