84件のひとこと日記があります。
2016/10/19 02:10
物理が当てはまらない競走馬(その1)
走るというのは力学なので、そこには物理で割り切れる答えがあるんじゃないかと思うのは、競馬を深く考えようと思い始めると最初に「裏付け」としたくなることです。
物理ですからそこに例外はなく直線的に帰結に向かう法則があるはずと思うのです。
「ああ、なるほど」を積み上げて方程式をくみ上げて‥。
ところが競馬を長く見ると、そうした物理の法則性に当てはまらない例外の馬が次から次へと現れることを経験することになります(^^;
まぁ、外見で走る馬が判断できるなら、競馬なんてもっと早くにツマラナイものになっていたことでしょう。
例えば繋ぎの立っている馬は芝よりもダートに向いている、立ちすぎていたり緩すぎる馬は走らないし怪我をする、なんて言われますが、ミスワキなどは究極に繋ぎが立っていて、それは産駒にもよく現れていました。
ミスワキ産駒のマーベラスクラウンなども繋ぎの立った馬でしたが、故障もなくよく走りジャパンカップを含む芝重賞3勝を上げました。タイキトレジャーなんかも同じでしたね。
また「背ったる」は走らないというのも競馬界の常識です。背ったるの子を出す種牡馬はイブキマイカグラ、ジャングルポケットなどがあります。
イブキマイカグラの仔はまったく走りませんでしたが、ジャングルポケットはG1馬も数頭輩出し、重賞は35勝しています。
私にとって身近なところではアドマイヤサンデーの仔たちもジャンポケを付けた馬はみな背ったるですね。なによりジャンポケ自身が背ったるでしたが、堂々とした競走成績を残しています。続く。
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青鹿毛さん
皆様コメントありがとうございます。運良く競馬の色々な部分に携われたし、また競馬を見始めてからすでに40年ほども経ち解ってきたこと解らないことも様々蓄積できました。生涯見続けていきたいと思っております(^^)
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ウマスキーさん
非常に勉強になります。ありがとうございます。
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レイノルズさんがいいね!と言っています。
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ウマスキーさんがいいね!と言っています。
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オレファルコンさんがいいね!と言っています。
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ペペロンジュースさん
あと、一つ目のコメント中の“試験”という言葉は誤字です。。正しくは“私見”です。。失礼しました。
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ペペロンジュースさん
相馬の私見を述べたブログなどを拝見していても、馬体の各部分にフォーカスを当てすぎて全体が見えなくなっているケースと多々遭遇します。
つまり、血はエネルギーの源。神経系は瞬発力の根拠。ゆえにそこの質が高い馬はフレーム(骨格、馬体)の不利(物理学的欠点)を超えることがある。
だからといって相馬が無駄だとは思はない。突破口はあるはず。そこに夢を見たいんです。
長々と失礼しました! -
ペペロンジュースさん
面白い投稿ですね!
ただ、試験を話させてもらいますが、物理法則を“正しく”適用できているかが問題になると思うのです。
間違いなく物理法則は適用される。けれどもそれに見合わない馬が登場するのも理解できる。
何故か?
血の力です。
筋肉の伸縮とともに骨格が動き、各部分でモーメントが生じる。それが推進力。
しかし、もとより質の良い筋肉の収縮を発揮するためには高度なレベルの神経系と血の相関が必要になる。 -
ペペロンジュースさんがいいね!と言っています。
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