わからない

まさかの結果である。

前橋育英12ー5山梨学院。

正直５点勝負だと思ってはいた。ただ、勝ちきるには甲子園独特のプラスαが必要だと思っていた。

山梨学院の投手陣は、全国で見てもトップレベルと見ていた。実際録画を見直したが、癖のある嫌らしい投球をしていた。

打撃陣にしても、四球を選んで、チャンスできっちり弾き返すイメージだった。ただ、やや思っていたより迫力に欠けていた。

どちらかというと、育英のペースで終始試合が出来ていたのだろう。随所で見せた盗塁、特に三盗が効果的だった。

相手に試合をさせなかったかといえば、５点を取られている分そうではないが、それでいて圧倒したように見えるから不思議である。
結論から言えば、相手投手陣の自滅である。だけど、それに突け込んだのは育英の攻撃陣だった。

３回、６回はいずれも２アウトからの連打での得点。最後をホームランで締めている。

信じられん。この攻撃は強豪校の攻撃パターンだ。しかも相手も強豪校。並の相手ではなかったのに。

怪我人が多く、試合前から既に満身創痍だったが、全くもって悲壮感がない。むしろいきなり全開でやってるから、恐怖心すら持ち合わせていないのかもしれない。


凄まじいチームだ。半年で何があったんだ。

これが次の試合だとサッパリなんてこともあるのが高校野球だが、そんなの度外視で応援したい。


未だに勝ったのが信じられん。本当にわからない。