皮肉な夢の実現

安楽と光成は高校ジャパン以来の親友。プロで投げ合うのが夢と言っていたが、皮肉な形で実現となってしまった。

片屋中継ぎから這い上がった先発。此方ローテから陥落した中継ぎの立場。

きっちり勝ち星を手にした安楽に対し、１イニングをまともに抑えられなかった光成。

MAXが145にも満たない。コントロールもバラバラ。先発で中５日を繰り返したツケがすっかり出てしまっている。

皮肉にも６月24日の敷島凱旋登板から、すっかりリズムが狂ってしまった。満員の観客の前で喫した、まさかの６回２死無走者からのKOが完全に尾を引いてしまった。

あの日、たったあともうひとつのアウトが取れなかった事が、彼のシーズン自体を狂わせてしまった。