運命の2日間。

それは今日と明日のこと。


まず、今日については私事。

まあ、運命と言ったら大げさではありますが^^;、今日の結果如何で今後の生活がまた変わるのは事実です。

正直言って不完全燃焼ではありますが、とりあえず無事に終わりました。疲れたので早めに寝ます(笑)


そして、明日。

15：35 京都競馬場　第11レース　京都大賞典 8枠12番　ゴールドシップ

23：15 ロンシャン競馬場　第6レース　凱旋門賞 8枠6番　オルフェーヴル

遂に、この日がやってきました。


どんな内容でもいいから勝ってほしいという気持ち、馬場や展開に恵まれず負けてしまうんじゃないかという不安な気持ち、とにかく種牡馬入りまで無事にという気持ち…いろいろな感情がごちゃまぜです。


ただ・・・

当時の世間の評価はそうでもありませんでしたが、新馬戦で見せた切れ味にゾクゾクと鳥肌が立ち、不良馬場の日本ダービーで何度もぶつけられ、挟まれながらも突き抜けた瞬間、「この馬なら凱旋門を勝てる！」と確信したオルフェーヴル。

ラジオNIKKEI杯で3コーナーから強引に捲り、「さすがに沈む」と諦めた直線で2段目のロケットを噴射して度肝を抜き、皐月賞では誰もが避けた荒れ道を猛然と突進、そのとき「この子はオルフェーヴル級だ」と確信したゴールドシップ。

2頭とも、そのときから“世界の競馬史上最強馬になる器”と信じて応援してきましたから、明日はまず、オルフェーヴルが全てのホースマンにそう思わせる走りをしてほしい…という気持ちがあります。


オルフェーヴルが負けるとしたらゴールドシップ。

ゴールドシップが負けるとしたらオルフェーヴル。


それ以外は許したくないし、受け入れられないのです。


きっと、ここまで強く思うのは、これは彼らだけの物語ではないから。

僕にとって、オルフェーヴルとゴールドシップの競争生活は、競馬の素晴らしさを教えてくれたドリームジャーニーから続く夢の旅路なのです。

ですから、彼らの活躍の裏には、小さな体でいつも一生懸命走り、“夢の黄金配合”を切り開いたジャーニーの大きな功績があると思いますし、だからこそ、明日のオルフェーヴルには、ジャーニーが6歳から苦しんだあの球節炎の無念までも晴らしてもらいたい。

シップとジャーニーは体格も色も違うので、さすがに重なる部分は少ないんですが、オルフェーヴルを見てると、やっぱり、オルの中には兄のジャーニーがいるような気がするんですよね（*^_^*）

特に、首をグッと下げて走る道中の姿や、コーナーリングの速さ、直線を向いた瞬間のフットワーク…「ああ、この血なんだな」という妙な安堵感を覚えます。

ですから、明日もしオルが勝ったら、僕にとっては「ドリームジャーニーの勝利」でもあります。そして、もちろん、ステイゴールド、オリエンタルアート、サンデーサイレンス、メジロマックイーン、ダイナサッシュ、サッカーボーイ・・・日本の競馬を強くしたいと願って海外の血を輸入し続けてきた社台グループ、メジロ牧場の勝利でもあります。


実力は十二分。あとは運だけ。

ステイのドバイシーマクラシックと香港国際ヴァーズの運命的なハナ差が、産駒を通して日本競馬界を大きく変えたように…

あのほんの少しの、でも、とてつもない幸運が、どうかオルフェーヴルに微笑んでくれますように☆

あ、シップも楽しんで走ってきてね。オル以外に負けるなんて許さないからね(笑)


（明日、リニューアルした馬房の写真をアップします。決戦前でイレ込んでいる皆さんの癒しになれば幸いです。笑）