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2012/11/04 12:27
競馬に出会ってから 〜第9回〜
2009年の有馬記念。
大方の予想通り、リーチザクラウンがハナを切って先頭へ。
ついで、ミヤビランベリ、テイエムプリキュア、シャドウゲイトらもそれを追っていきます。
そして、なんと…
これまで、安藤勝己騎手とともに後方からの末脚勝負をしてきたブエナビスタが、この先行勢の直後へ。
やや極端な追い込みの競馬をしていた安藤勝己騎手が降ろされ、横山典弘騎手に乗り代わったことで、ある程度前を射程圏に入れる位置取りをするのは予想出来ましたし、1枠2番という枠で包まれることを恐れたのだと思いますが、「あのブエナビスタが前に行った…!」と感じたファンも多かったと思います。
しかし、これはジャパンカップの際に触れたウオッカと武豊騎手の件と同じ。
ウオッカはクリストフ・ルメール騎手が見事に勝利に導きましたが、果たして、ブエナビスタと横山典弘はこのグランプリを制することが出来るのでしょうか。
それとも…。
念願のGU+FFFD戴冠を目指して逃げるリーチザクラウンのつくったレースの流れは、やはりハイペース。
縦長の展開となり、先行馬の直後にブエナビスタやアンライバルド、中団にマツリダゴッホやスリーロールスら。
そして、スタートで出遅れたドリームジャーニーは後方2番手。そして、最後方にポツンとエアシェイディ。その2頭の少し前にフォゲッタブル。
レースは向こう正面。
ここで、競馬場にどよめきが…
なんと、スリーロールスと浜中騎手が徐々に後退していきます。
スリーロールスは、ここで引退に追い込まれてしまうほどの大怪我を負いました。
しかしながら、このようなケースでは、予後不良となり、安楽死処分となってしまうことも多いので、一命を取り留めたのは本当に良かったと思います!
この菊花賞馬は今、種牡馬として新たな馬生を送っています。
スリーロールスの競争中止がありましたが、レースは3コーナー手前からの勝負どころへ。
ここで、ハイペースの中、遂にマツリダゴッホと蛯名正義が仕掛けます。
ワンテンポ早い仕掛けにも見えましたが、ぐんぐん伸びて、先行勢を飲み込みます。
連れて、後方各馬も一斉に動き出しました。
その中で、ブエナビスタと横山典弘も、インを追走から外に持ち出しての捲りを開始。素晴らしい脚色でした。
そして、道中は後方で脚を溜めていたフォゲッタブルも3コーナー過ぎから一気に進出。
更に、“ワンテンポ仕掛けを遅らせた”ドリームジャーニーも、遂に池添謙一騎手がゴーサイン。
各馬がトップスピードに乗り、4コーナーから最後の直線へ。
中山の短い直線。そして、名物の急坂を最初に乗り越えるのはどの馬か。
まず目に入ったのはブエナビスタ。
やはり、この馬は本物でした。このメンバーの中でも抜きん出たスピード。あっという間に先頭に躍り出ます。
マツリダゴッホも必死に食らい付きますが、ブエナには敵いません…。“中山の鬼”のラストランは7着に終わります。
さあ、突き抜けたブエナビスタを追ってくるのは、と周囲を見渡すと…
いつの間にか…
いつの間にか背後に、愛馬ドリームジャーニー。
後方2番手から競馬を進め、4コーナーの手前でもまだフォゲッタブルの後ろにいたジャーニーが、まさに“ワープ”。
唸るような手応えで大外から他馬を捲り切り、残るはブエナビスタのみ。
高速ピッチ走法が中山で躍動。
遂にブエナビスタに並び、坂のあたりで抜き去ります。
そのまま…!そのまま…!
思わず叫んでしまうと同時に、自然と涙が溢れました。
ゴール前で再びブエナビスタが差し返そうとしますが、半馬身差でブエナビスタを抑えゴールへ!
安堵とともに、視線は3着争いへ。
かなり離れていましたが、内にフォゲッタブル。外から迫るエアシェイディ。ほとんど並んでゴールイン。
3連複で、ドリームジャーニーとブエナビスタの2頭軸から流していたんですが、フォゲッタブルを買っていなかったので、それでまたドキドキ…(^^;
結果は…
1着ドリームジャーニー
2着ブエナビスタ
3着エアシェイディ
ドリームジャーニー快勝!
そして、初めての3連複的中と、本当に感動的な有馬記念となったのですo(^o^)o
それから、レース後のウイニングランと「池添コール」。
池添さんの涙、そして、厩舎の方の涙…ドリームジャーニーへの愛情と純粋な喜びが物凄く伝わってきました。
今でも時々リプレイしているくらい、自分にとって大切なレースです☆
一生忘れないと思います。
最後に、僕はNHKの中継を観ていたんですが、ジャーニーがゴールインしたときのアナウンサーの名セリフを。
「まだまだ続く夢の旅」
そう…旅は終わらないのです。
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ぷーちんさんがいいね!と言っています。
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>ルー坊さん
いいね!&コメントありがとうございます(*^^*)
あ、僕もそう見えました!笑
ノリさんっていつも余裕に見えますよね~。
ブエナビスタもすごく落ち着いて悠然としていましたし、「すごいコンビだなぁ…」と感心した記憶がありますね。
ブエナなら牡馬相手でもあっさり勝つかもな~と思ってはいましたが、本当に強かったですね☆
史上最軽量優勝馬ジャーニーと歴史的名牝のワンツーということで、年末に相応しい、素直に感動できるレースでしたね(^^) -
ルー坊さん
このレースはファンファーレの時に横山jがなんかニヤニヤしてるように見えたの覚えてますね(笑)
よっぽど自信あったのか有馬を楽しんでたのか。
ブエナもこのレースで本当に強いんだなというのが分かったレースでしたね!
池添コールも覚えてますね(笑)
いいレースだったなぁ(^^)/ -
ルー坊さんがいいね!と言っています。
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馬に携わる方たちも、観ている人たちも気持ちの高揚感が大きいのだと思います。
やっぱり、有馬記念が一番好きなレースかもしれません(^^) -
>チッキーさん
スリーロールスって、前髪パッツンだったんですか!!(笑)
たしか、屈腱炎か、ギュスターヴクライと同じような怪我だったと思います…。
やはり、三歳馬と古馬が激突すること、そして、その年にいろんなことがあった中で、1年の締め括りを迎えたということで、 -
>おるたんさん
いいね!&コメントありがとうございます(^o^)
メンバー的には小粒の有馬記念だったと思いますが、ブエナビスタという素晴らしい主役がいて、それに対し、ドリームジャーニーやエアシェイディらが古馬の意地を見せるという、なかなか濃いレースだったと思います。
You tubeで「池添コール」を是非お聞きください☆(笑) -
>イチコさん
ありがとうございます♪
思い出深いレースなので、全力で書きました(^^)v(笑)
次をこのシリーズの最終回にしようと思うのですが、ある程度書き上げてありますので、宝塚の記事ともども、またご覧くださいね☆ -
>いたやんさん
いいね!ありがとうございます♪♪ -
>ジーナ。さん
コメント&友だち申請ありがとうございます☆
これからどうぞよろしくお願いします(*^_^*)
プロフィール拝見しました。
夫はエアシェイディ、妹はブエナビスタ、友だちにドリームジャーニー!(笑)
まさにこの有馬記念は3頭が揃い踏みしましたね〜!!
シェイディは僕も好きでしたよー♪
栗毛の綺麗な馬体で、あの末脚・・・本当にG擬茲辰討曚靴い隼廚辰同援していたんですが・・・。たしか今は、韓国で種牡馬になっているそうですね?
僕にとっても本当に大切なレースだったので、ついつい語ってしまいました・・・^^;(笑)