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2012/05/11 01:23
出川龍一調教師と山中利夫騎手と名古屋競馬
★出川龍一調教師と名古屋競馬
千葉県競馬組合より出川龍一調教師(69才)が5月31日付けで勇退することが発表されました。
父親である出川己代造調教師は、東京ダービーを5回も制している船橋の名伯楽。その長男が出川龍一調教師で、次男の出川博史元調教師、三男の出川克己調教師とともに「出川三兄弟」として活躍してきた名調教師です。日本の近代競馬を語る上で欠かせない「函館大経」由来の系譜を、地方競馬に残してきた貴重なホースマンでした。
出川己代造厩舎からデビューした石崎隆之騎手は、出川龍一厩舎と出川克己厩舎で主戦を努めて、龍一調教師とはナイキアディライトで、克己調教師とはアブクマポーロで一時代を築いて、師への恩返しを果たしています。
さて、東海公営ファンの私にとって出川龍一調教師と言えば、05年に名古屋競馬場で行われた第5回JBCクラシックを思い出してしまいます。名古屋競馬場の係員がゲートに入るのを嫌がったナイキアディライトの尻を蹴ってしまった大事件。この様子は全国放送で全国の競馬ファンに伝えられ、近年の名古屋競馬の最大の汚点になってしまったんですよね。
出川龍一調教師、32年間の調教師生活お疲れ様でした!!!今後は地方競馬を暖かく見守っていて下さい!!!
★山中利夫騎手と名古屋競馬
5月6日(日)に金沢競馬場で行われた東日本大震災復興支援(1400m)で、ブライアンズメテオが優勝。鞍上の山中利夫騎手は記録として確認できる騎手最高齢勝利を達成しました。
67年に春木競馬場で騎手デビュー。ちなみにこの年は、ヒカルタカイが南関東公営史上初の三冠を達成した年でもあります。その後、大井競馬場、名古屋競馬場、紀三井寺競馬場を経て80年から金沢競馬場に在籍。
そうなんです!!!山中利夫騎手は、名古屋競馬に所属していたことがあるのです!!!当時の名古屋競馬には「伝説の騎手」坂本敏美騎手がおり、山中利夫騎手も「敏美が日本一のノリヤクやと思う」と語っています。
山中利夫騎手のインタビューを読むと、いかにも昭和の地方競馬騎手という感じがしてイイ。「人生悔いないなあ。もういつ死んだってええ」と語っていますが、金沢競馬移籍後に白山大賞典だけ勝っていないそうなので、是非今年の白山大賞典に参戦して欲しいです(笑)
13年に金沢競馬場で行われる第13回JBC。当日、64歳になった山中利夫騎手の姿はあるのでしょうか?まだまだ頑張って伝説を残して欲しいですね!!!