生活道路

物欲が止まらない。
小さな生活用品から、土地みたいな大きいものまで。ゼニスプリメロの細かい秒針という高望みもあれば、雨用の装備や満足なネット環境という切迫なものまである。

植木が趣味だった祖父が植えた庭の梅が、土曜まで花を咲かせて、日曜散っていったのを見て、これが最後の開花なのかと、道路拡張予定の哀愁を見る。
一度家を建てた土地を農地などへの再利用は不可能らしい。
現状、樹木が生えている部分がアスファルトで覆われ、残った部分はほとんど家が建っていたところなので、工事が終わってから緑が確実に減り、確実に環境が悪くなる。

種牡馬クワイトファインに一円も出せなかった分を、この庭木の移植のために費やす、か。にしても大きく開きがある。
むしろ、多分20坪分の植木の植え替え及び植替先の土地代との比較対象になると、あれの一番高いものでも到底及ばないだろう。血統の多様性をもたらすためのトウカイテイオーの父系を残す手掛かりを掴めたのだから、梅のある庭も残しておけることも、環境的にも景観的にも大切ではないかと思えるのに、色々うまくいかないね。

だが我輩には馬券当ててその配当で土地を買うような、そんなメルヘンを現実にする魔法使いや錬金術師みたいな能力は無い。

流石にクラウドファウンディングで募るのは顰蹙ものか（笑）

というか、ことごとくインスタ萎えする写真しか撮れない悪癖が。
料理の写真撮影する前に手を付けて、食べかけを撮ったりするみたいに、花がほとんど無い状態になってて、何とも間が悪いったらありゃしない。