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2016/02/02 01:38

単勝確率99%は、存在するのか?

これはすべて、複勝3着払いのレースで複勝を1点買いした場合の話である。

結論は、複勝確率を99%で想定した場合は、存在しない。
この理論からすると複勝確率99%も、5着内確率とか8着内確率とかを99%に想定した場合は存在しないことになる。
しかし、このような馬券発売のない着順を99%に想定する必要も意味もない。

複勝は全馬券種の基である。
複勝が外れれば、他の馬券種も全部外れる。
逆に複勝1つを当てることが出来れば、3連単・3連複・ワイドは的中させることができる。(その複勝馬から総流しすれば)

その他の券種の、単勝・枠連・馬連・馬単・WIN5にしても、複勝を包含しているので、1頭の複勝を当てることができなければ、的中させることは不可能なのである。
よって、想定の出来る最高確率は複勝99%とすることが、最も理にかなっている。

現実の競馬では、1着率90%2着率8%3着率1%といった確率になるレースも存在するかもしれない。
しかしこのような数字を想定すること自体が、そもそもの誤りなのである。

単勝確率というのは、1着の着順に入る確率である。
上記の例は、1着の着順に入る確率、2着の着順に入る確率、3着の着順に入る確率といったように、別個の着順に入る確率を表したものである。

複勝確率とは、3着以内に入る確率である。
1着から3着までの別個の着順の3倍の大きさのある「3着以内」といったボックスが1つあり、そのボックスに入ればめでたく的中になると思えばよい。

もしくは、毎レース「馬券的中組」と「馬券不的中組」の2個のボックスが存在し、「馬券的中組」のボックスに入るのを、複勝的中と同じと考えててもよい。

要するに、1着の着順に入る確率、2着の着順に入る確率といった、別個の着順に入る確率を考えなくてもよい馬券、というか、考えることが全く意味を持たない馬券なのである。

「馬券的中」の想定しうる最高確率である99%以上の数字は存在しえないのだから、仮に上記の例のように1着率を90%と想定した場合、馬券的中率(複勝率)は270%と想定しなければならない。
あり得ない数字なのは明白。

確率論からは、常に複勝確率は単勝確率の3倍であり、単勝確率は複勝確率の3分の1なのである。
つまり確率論から見た、単勝確率は最高でも33%ということになる。

勘違いしてもらっては困るが、これは馬券を買った場合に想定しうる最高確率であって、99%の確率で的中すると言っている訳ではない。

上記のように1着率が90%といったレースは、稀だが存在するはずで、そのレースに限ってはその馬の1着率は、確かに90%なのだろう。
いや、我々が勝手に90%と思い込んでいるだけかも知れない。

ただそれは、開幕当初には10割打者が存在しているようなもの。
多くレースをこなしていく内に、単勝確率は最高でも33%に近付いていく。
規定打席に達する頃には、例外なくそういった10割打者がいなくなるのと同じように。

事実、単勝を一点買いで購入して3回に1回も当てている方、おりますか?
もしいたら、その方は馬券の神様です。

最後に、なぜこのように複勝確率99%単勝確率33%に、想定しなければいけないのか。

私は人気でも穴でも、同じように大枚を賭ける。

人気馬の時は、確率上は66%の可能性で負けると考え、単勝人気を過信をしないようにする。

穴馬の時は、確率上は人気馬も穴馬も同じ確率なのだから、複勝99%はあり得ると信じ、勝負を躊躇しないようにしている。

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