ジャスタウェイだったダニエル・リカルド

F1カナダGPでメルセデスの連勝が止まりました。
カナダはアクシデント多発レースで知られてますが、もしかしたらこのままシーズン全勝ということになってしまうようなメルセデスの強さだったのでここで敗戦とは全くの予想外。
敗因はやはりマシントラブルです。２台そろってMGU-K故障でパワーダウン。
さらにハミルトンはブレーキトラブルでリタイア。彼は開幕戦でも同じ理由でリタイアしてるのでチャンピオンシップに向けては大きな痛手です。
かつてマクラーレンもシーズン全勝をするチャンスがありましたが（８８年セナプロコンビ）
この時のマクラーレンもマシントラブルが頻繁におこってました。もっとも唯一勝ちを逃したイタリアではシュレッサーにやられたんですが。
モータースポーツとは速さ、強さ、連携、信頼性全てを備えていなければいけない。
これは競馬にも同じようなことが言えます。「無事是名馬」全てを兼ね備えるのは難しいけどそれに限りなく近づこうとすることが頂点へつながるのでしょう。


そしてこのレース勝ったのはレッドブルのダニエル・リカルド。
今シーズンここまでベッテルに負けない強さを見せているこのオージードライバーは、今回も見事な走りを披露しました。
残り２週のトップ浮上、何か安田記念のジャスタウェイを彷彿とさせる強さ。
安田記念ゴール前の攻防。
三浦騎手の肘が義臣騎手の顔に当たる写真がありますが、あれこそが真のバトルというものだと感心させられました（もちろんわざとではない）
レース＝バトル。競馬でもF1でも醍醐味です。

とにかくリカルドはジャスタウェイのように素晴らしかった。
メルセデスの全勝阻止。F1ニュースターの誕生。４年連続王者チームメイトの上を行ってしまっている。
運があったとはいえ彼が勝ったことは大きな意味があります。彼が将来のチャンピオン候補であることにもう疑いの余地はありません。

Big congrats to Daniel Ricciardo on his first win！