交配のニュースが多い？　へー、こうはい　……　最近気になったニュース

■オーストラリアの大物種牡馬リダウツチョイス/Redoute's Choiceに
　ザルカヴァ/Zarkavaら15頭の牝馬が送り込まれる
http://bloodstock.racingpost.com/news/bloodstock/zarkava-heads-elite-band-to-visit-redoutes-choice/1184192/

リダウツチョイスは今春フランスのボヌヴァル牧場にシャトルされるんだけど、ここはアガカーン殿下の牧場。要するにアガカーン殿下の意思でシャトルされたわけだ。で、殿下所有の繁殖牝馬で無敗の凱旋門賞馬ザルカヴァなどが配合相手として送り込まれると。種付け頭数は100頭くらいに抑えられるっぽい。

ちなみにザルカヴァの2歳馬はシーザスターズの牡馬、1歳馬がガリレオの牡馬、現在お腹にいるのがドバウィ。

ザルカヴァ以外の主な配合相手はこんな感じ。このほか重賞勝ち馬の母など精鋭がズラリ。

・シャレータ/Shareta：去年のヨークシャーオークスなどG1を2勝
・サガワラ/Sagawara：今年のサンタラリ賞勝ち馬
・ロサナラ/Rosanara：マルセルブサック賞勝ち馬
・ダリャカナ/Daryakana：香港ヴァーズ勝ち馬
・シャラマンティカ/Shalamantika：オペラ賞勝ち馬シャラナヤの母
・ヴァダザ/Vadaza：サンタラリ賞勝ち馬ヴァダウィナの母

リダウツチョイスは現役時3歳まででG1を4勝。種牡馬としてはオーストラリアリーディングを2回獲得。G1勝ち産駒は21頭、ステークスウィナー97頭。勝ち上がり率は約76％という、安定感と爆発力を兼ね備えた種牡馬だ。ただ、種牡馬生活序盤に活躍馬が集中してて、近年はそれほどでもない。アガカーン殿下の投資ははたして実を結ぶのか？


■キャメロット/Camelotの母の今年の配合相手はジャイアンツコーズウェイ/Giant's Causeway
http://bloodstock.racingpost.com/news/bloodstock/camelot-dam-set-for-date-with-giants-causeway/1183586/bloodstocknews/
母のタルファー/TarfahはG3での1勝も含めたステークス3勝馬。生産部門のゼネラルマネージャーは「世界各地で活躍馬を出すジャイアンツコーズウェイは牝馬を送り込むのにふさわしい」ってな感じのコメント。ちなみに代表産駒にエイシンアポロンが含まれてる。


■昨年の新種牡馬の産駒が初めての誕生のニュース
http://bloodstock.racingpost.com/news/bloodstock/first-foal-by-pour-moi-arrives-in-newmarket/1184437/top/
http://www.bloodhorse.com/horse-racing/articles/75458/grade-i-winner-tizway-sires-first-foal

記事は昨年の英ダービー馬プールモワ/Pour Moiと昨年一時期は北米年度代表馬候補だったティズウェイ/Tizwayの産駒について。時期的にこういうのが報じられてる。日本はよほどの人気馬じゃないとなかなか伝わってこないね。


■韓国リーディングサイアー5回のディディム/Didymeが22歳で死亡
http://korearacing.wordpress.com/2013/01/06/didyme-five-time-leading-sire-in-korea-has-died-aged-22/

循環器の疾患で血栓ができて死亡したっぽい。フランスの2歳重賞ロベールパパン賞勝ち馬。ザフォニック/Zafonicやキングマンボ/Kingmamboらと2歳G1で戦っている。3歳以降はアメリカで走ったが準重賞入着どまりだった。1994年12月に韓国に輸出され、1998年に初年度産駒デビュー。2000年〜2009年に5回目のリーディングを獲得した、2000年代の韓国競馬を代表する種牡馬。現在は母父でよくこの名前を見るかな。