本田厩舎関連での今年のことを振り返る

今年はとにかくコロナ禍で苦難の一年となった。

そんな中でも本田厩舎としては５年連続続いていた重賞勝ちはこそ無かったが、４年ぶりの30勝到達や新人泉谷騎手のデビューなど見どころは多かった。

迷いに迷いつつもいつも通り１年間で印象に残ったことを10＋αに絞って独断と偏見で取り上げてみます。


10.マティアスの大勝ち
１勝クラスのレースでもどかしくて勝ちきれない続きだったが、勝ったレースはスタート良く好位先行から直線で早目に先頭から瞬く間に突き放しての大楽勝。その後昇級戦でも１番人気で挑むもゲート内で暴れて出遅れて万事休す。気難しいのが玉にキズだが潜在能力はオープンでも引けは取らないね。

９.かつての重賞勝ち馬の初仔が生まれました
レーヌミノル、エテルナミノル、マイティティーと厩舎の重賞勝ち馬の仔が相次いで生まれました。いずれもフジワラファーム生まれで無事にデビューにこぎ着けてほしい。

８.初の１週間で４勝
３勝までは過去に何度かありましたが７月２５,２６日の土日１週間で６戦して初の４勝（ベルダーイメル、メイショウヒバリ、トレッファー、ビオレイメル）とした。10頭以上出走でも１勝するのがやっとということが多いからこの週の勝率の高さは半端なかった。

７.ブループルチェッラの妹の九州産馬のヨカヨカが話題
話題のヨカヨカの血統を見たら一番上の姉には北海道生まれだがブループルチェッラがいた。ブルーもようやく未勝利勝ちしてこれからというところでの不運は残念だった。これからのヨカヨカの活躍にも注目です。

６.（父）ポアゾンブラック （母）マジカルビアンカの仔
馬主村上憲政さんでともに中央では本田厩舎で走っていた。母だけでなく父母ともには初めてのケースでずっと長く地方で走ってたマジカルビアンカが繁殖牝馬となっていたからこそでもある。数少ないポアゾンブラック産駒の活躍にも注目したい。

５.ヒロイックテイルの仰天レコード勝利
函館の１勝クラスのダート２４００ｍで逃げての大楽勝でレコードのおまけつき。その後すぐにオープン馬になったが今後はレース選択肢には苦労しそうでしばらくは中距離での慣れが必要でしょう。

４.ルーキー泉谷騎手のメイショウヒバリで初騎乗初勝利
厩舎所属のルーキーの泉谷騎手のデビュー戦で先手を奪いきって果敢に逃げてテイエムレビューの追い上げを受けながらも１着同着での初勝利。初勝利が１着同着というのは初めてのケースだな。この勝利は記録にも記憶にも残る快挙とはなった。

３.ツーエムアロンソで厩舎ＪＲＡ３００勝目
地方からの出戻りの３戦目でのクラスの安定株ワンダーラジャとのマッチレースを制しての中央での初勝利。厩舎の通算３００勝目の区切りの勝利となった。その後淡路特別も勝利で泉谷騎手の特別レースの初勝利をもたらした。

２.ベルダーイメルが怒涛の快進撃
心房細動明け後のレースの初勝利から素質開花で一気にオープン入り。未勝利戦勝つのもピンチな状況からよく立ち直ってくれた。今後は中距離でもマイル以下でもやっていけそうでレース選択肢が広く見通しが明るい。

１.メイショウマトイの劇的な復活勝利
去年の竹田城Ｓ２着がありながらその後１年以上にわたり１２戦連続で掲示板にさえ乗れない苦難だったが、時季が違うが同じ名前の竹田城Ｓでアッと驚く激走で復活勝利となった。もうダメかもとは思ってたけど走る気さえ出せばで諦めずにレースを使ってきたのが報われた瞬間でしょう。オープンでも走る気や展開が鍵でしょう。


番外.高額馬リーブルミノル
セレクトセールで７１２８万円と厩舎としての最高額の馬としてデビューした。一進一退ながらこないだのレースで未勝利勝ち目前までには来た。晩成の血統と見てるからこれからも長い目では見ていきたい。

番外.コンボルブルスが中央復帰初戦を追い込み快勝
去年は落馬を最後に未勝利を勝てずに地方に転厩した。その後は地方ではなかなかの成績を上げての中央復帰初戦を直線追い込み決めて１勝クラスをすぐに卒業した。でも、２勝クラスでは頭打ちで地方からの再出発となります。



来年はコロナ禍が終息して早く通常通りとなってほしい。

そのときにはグリーンチャンネルの競馬中継の無料が終わるだろうがそれが願いです。