競輪
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2019/06/08 21:55
3年振りに英ダービー絡みの日記��
ダービー前日のオークスの勝ち馬Anapurnaの血統表のボトムラインを見ていると、4代母に懐かしいOne in a Millionを見つけました。'79年の千ギニー馬で父Rarity、母の父Tudor Music、祖母の父Court Martialとスピード系の配合の馬ですが、更に遡ると 二千ギニー、ダービー馬のCrepelloの母父Mieuxce、ダービー、セントレジャー馬Coronach、代行三冠馬のGainsboroughと来て、12代母が三冠馬Ormondeの姪で1868年のFormosa以来2頭目の5大クラシックをダービー以外の4つ勝った1902年のSceptreの名前が出て来ました(Formosaは二千ギニーは1着同着)。今はインターネットの血統表で祖先にどんどん遡れますが、One in a Millionの時代は血統表の8代目迄調べることは我々素人では基本的に不可能でしたから、祖先にSceptreがいるなんて知りませんでした。父のRarityと翌'80年の二千ギニーでNureyev降着で繰り上がり優勝したKnown Fact の父がIn Realityで、「レアリティーとリアリティーは紛らわしい」と思った記憶が有る位ですね。
Sceptreが5大クラシックで唯一負けたダービーの勝ち馬は三冠馬Galtee Moreの半弟Ard Patrick。2頭は共にドイツに輸出された様で、ドイツ血脈には2頭揃って名前が出て来る場合が有り、Anapurnaの父はGalileo産駒のFrankel、Galileoの母Urban Seaの牝系はドイツ血脈で、牝系祖先には当にその2頭の名前が有ります。100年以上前にダービーに負けたSceptreと勝ったArd Patrickが父系と牝系に別れて祖先に存在するのも１つのロマンでしょう。只、子孫のダービー馬は1962年のRelkoだけというのも寂しい限り。Sceptreの父は三冠馬Diamond Jubileeの全兄で、ダービー、セントレジャー馬Persimmon、母の父はダービー馬Bend Or、祖母の父もダービー馬Macaroniというダービー血統だけに、Anapurnaが繁殖牝馬になったら直仔や直系子孫にダービー馬が出て欲しいと思います。現時点ではSceptreの牝系[16-h]は確実に継承されていても、「繁栄」とまでは言えません。
対して、今年のダービー馬Anthony Van Dyck[16-c]のボトムラインを遡っていると、見覚えの有るAgnes(1844)の名前が有りました。Sceptre子孫のAnapurna(16-h)と同じAgnesから枝分かれするファミリーだったんですね。Anthony Van Dyckの[16-c]は過去50年で1985年のSlip Anchor、2007年のAuthorized、そして今年と3頭のダービー馬が出ていて、16号族の中ではこの分枝記号のファミリーしか勝っていませんね。少なくともダービーに関しては、[16-c]がダービー有力牝系なんですね。
同じ年のオークスとダービーに同じファミリーナンバーの馬が勝った事例がどれくらい有るのか直ぐには分かりません。分かっているのはダービーとオークスを両方勝った1801年のEleanor、1857年のBlink Bonny、1908年のSignorinetta、1916年のFifinellaの4頭だけで、これ等以外は時間の有る時に調べてみます。
- Anapurna
- ボトムライン
- One in a Million
- Martial
- Crepello
- Rarity
- Nureyev
- Known Fact
- In Reality
- Galileo産駒
- Frankel
- Galileo
- Relko
- Anthony Van Dyck
- Slip Anchor
- Authorized
