光と影

夏競馬も終わり、秋競馬がスタートして
続々と、期待の良血、前評判が高い
新馬が入厩、ゲート試験を得て
デビューを待つこの時期に、もうひとつ
自身の生き残りを賭けた熱い戦いが
あります。
誰が名付けたか？スーパー未勝利戦。

3歳のこの時期、未だに勝利出来ていない
馬達が、ラストチャンスに賭ける
スーパー未勝利戦は、パドック周回を
見るのも切ない気持ちになります。
一年前は、希望に満ち溢れていたはず
なのに、体調や成長が思惑通りに
いかなかったり、相手やレース展開、
馬場が合わない等の運に恵まれない
理由で勝てなかった馬も沢山いるでしょう。

昨年の丁度今頃、私が出資していた
愛馬がスーパー未勝利戦で勝てずに
抹消になり、地方へ転厩になりました。
幸い、幾つかのレースを勝って
自分の食い扶持は稼いでいますから
ひと安心です。

馬も関係者も、懸命に調整して
レースに挑み、残れるのはレースで
一頭のみ。
厳しい世界ですね、結果が全てと
いうのは。

最後のチャンスを掴んだ馬も、そうでない馬にも、心の中で拍手を送りたい。
次の未来が有ると信じて････。