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2019/11/03 20:24

生と死の分岐点

メディアで報道されていたので
ご存じの方も多いと思いますが
富士山の登山をライブ配信していた方が
滑落して亡くなった件。

常識で考えたら、冬山登山をするには
余りに無謀な軽装備に、無計画な登山開始時刻、単独での登頂等、事故に合わない方が不思議と言えるもので、自己責任
とか、亡くなっても当然等、批判的な
コメントが大多数を占めていました。

私は、この日記に書くにあたって
ただ単に、批判して終わりではなくて
登山に限らず、日常でも生死を分ける分岐点があり、生死を分けなくても
成功か失敗かを分ける分岐点は山程あります。

この動画を、自宅で私や娘、義妹、姪と
見ましたが、撮影者が亡くなったのは
分かっていても、「ヤバイから引き返して!」、「雪じゃなく凍ってるよ!」と
ハラハラドキドキ
動画を見終わったあと、姪に問いかけました。
あの状況で、撮影者が生き残るには
どうすれば良かった?
姪「剣ヶ峰に行かずに、直ぐに下山すれば
良かったんでは?」

義妹「午後2時半過ぎてるから、下山しても日没までには間に合わないよ、多分」

姪「そもそも、登山は止めとけば良かったよ」

娘「それを言ったら、身も蓋もないよ、
あの状況でだから」

姪「動画をライブ配信していたなら
スマホの電波は受信しているから
助けを呼べば良かったの?」

義妹「ピンポーン!、お金はかかるけどね」
恐らく、救助要請するしか
助かる選択肢はなかったと思われます。
ここが、生死を分ける分岐点で
大きな決断でした。
残念ながら、別の決断を下し、結果は
ご承知の通り。
つくづく感じましたが、自分のやろうと
していることが果たして最善の方法か?
常に疑問を持って客観的に自分を見つめる習慣は大事なんだと、動画は教えて
くれました。

亡くなった方が、何故、無謀な装備で
あんな遅い時間に登頂を開始したのか?
理解出来ませんが、動画の途中で剣ヶ峰に行こうとコメントしていて例の滑落するシーンで動画は途切れます。

命と引き替えに、最期に映像に映し出された山頂からの景色は、それは素晴らしいものでした。

亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。

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