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2018/06/11 21:07
コレデオシマイ最終章(闘神雑賀孫市和尚)
これが闘神雑賀孫市和尚最後の記事になります
中井貴一さん主演の梟の城って映画がありましてね
その中で
自分は子供の頃から忍者の修行に明け暮れて色んな人間に化けてきたから本心が解らないみたいな台詞があるのです
自分も同じでした
親父殿は小学校3年生の時に家から出て行き中学校2年生の時に和歌山から出て行きました
亡き母は派手に商売をしていたので家への来客は警察のお偉方かヤクザの親分衆ばかりの中で自分は育ちました
お金の苦労は全然知らずに育ちましたが母が多忙な為に家族の絆も知らずに成人しました
決して母を恨んではおりません
自分も儲け過ぎて同じ事をしてしまったからです
恨んではおりませんが本当に毎日が寂しかった
兄弟もおらず家で1人で母の帰りを待つのはね
まあ、親父殿が出て行けば何かと家でもありますよね
特に自分の人格が変わったのは母がある男と喧嘩になって頭からストーブの上のやかんの熱湯を被されたのを見た時でした
ヤクザの親分が相手でもドスを放り投げて刺さんかい!というぐらいの母が声をあげました
それを見た時に自分は大人になったら絶対にこの男をムゴい殺し方で殺してやるからそれまでは悟られないようにしようと子供心に誓いました
それから化けるという事を覚えたのだと思います
今も一度コケにされたらどんな手を使ってでも必ず報復するという考えは変わっていません
だから自分からは揉めにいく事はしないのです
仕返しするまで絶対に許さない性格ですからね
只、こういう生き方に疲れました
雑賀孫市と孫市和尚と闘神雑賀孫市和尚
この3つは違う人格です
そこに本来の自分もある訳ですからもう訳が分からなくなってます
梟の城では自分を取り戻す事が出来たようですがどうやら僕は無理な気がします
失くしたものがあまりにも大きすぎましたね
年齢も家族も時間も金も心も健康も何もかも…
今はぐっちゃんと新宮と岩出のツレ以外は誰も信じれなくなってしまった
和歌山人は普通に歩けば道が拓かれるようにどれだけ段取りしても普通に歩いてくれないから自分がどんどん苦しくなって遂に気力が無くなった
だから最後は自分に戻りたい
孫市じゃなくて自分にね
最期の刻を迎えるなら自分自身で迎えたいです
その本当の自分が誰なのかどれなのか解らないから困ってるんだけどね
長かったな…
雑賀孫市は
コレデオシマイ