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2020/01/17 22:39

中山マイル外枠は不利?

「中山マイル外枠」で検索するとJRA-VANのコラムが出てくる。(記事の掲載時期は2014年時の古いものであるが、とりあえずこのデータを元に以下展開)

『馬番別の勝率トップは9.7%の2番ゲート、対して最も低いのが15番ゲートの4.0%→約60%減の成績。(連対率もトップは2番ゲートで18.7%、最も低いのは16番ゲートで、約50%減の成績)』との記述である。
ただし、このデータは2004〜14年の中山芝1600「全レース」を対象に算出された数値であった。
16頭立てで枠順の有利不利が仮になかった場合の各馬番の勝率は1/16=6.25%である。一方で、8頭立ての場合は1/8=12.5%である。前述の2番ゲート勝率9.7%を算出には、勝率の高くなるフルゲートではないレースの度数が分子分母に含まれており、内枠ほど高い数値になるのは必然である。
フルゲートのレースに限った16番の勝率は21/361=5.82%で、単純確率16頭分の1頭の6.25%よりはやはり劣る数値である。
ここで、同記事で述べられている開幕馬場の要因の影響(開催初期は内枠有利)は無視できないとの考えより開催4日以降のレースに絞り込むと、16番勝率は18/261=6.90%となり単純確率を上回る数字となる。 同じように連対率を見ると16番は30/261=11.5%であり、16頭分の2頭の単純確率12.5%を少し下回る。
このくらいの母数だと1勝の差で±0.4%が変動するので惜しい2着が重なってたり、その逆など2、3勝分のブレは偏差として考えられそうで。
こうして数字を見てみると、内枠外枠の差はあまり有意ではないように思える。馬の個々の性質により、外目から揉まれず運びたい、馬群に入れたいなど馬の個々の性質、相手関係により理想枠を考える方が意味のあることで、単純に枠番で評価するのは不当なバイアスで予想していることになるのではないか。

なんてことで、出資馬が外枠に入ってしまい、不利なのかをあらためて考察してみたところ。もっと新しいデータも含めて算出しては果たしてどのような数字が出てくるだろうか。誰か検証していないだろうか...。

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