先週の競馬で思った事

昨日のグリチャで放送された「競馬ブロス」に秋山真一郎調教師が出演してました。デビュー２年目にカネトシガバナーで神戸新聞杯を勝って重賞を勝利しているのですが翌年に自厩舎のキョウエイマーチに騎乗した時に「今の自分の技術では乗りこなせない」とリーディング上位の騎手との差を思い知らされたと語っていたのが印象的でした。

昨日といえば川崎１０Ｒでも落馬がありましたね。原騎手には骨折とかなかったみたいですが巻き込まれた南関騎手数名は結構なケガになってしまったようです。かと思えば日曜のマイルＣではいつもは優等生のカ・ワ―ダ騎手がエグ〜い競馬を仕掛けてあわやの場面もあり、米国のケンタッキーダービーも上位の馬がガシガシ馬体をぶつけ合う激しいレースになりました。

日曜のマイルＣで誰も落ちなかったのはやはり技量の差なのかなと思っています。カワ―ダ騎手の進路ブロック＆ダメ押しの寄せはエグかったけど、裏を返せば「簡単に落ちるような騎手はあそこにいない」みたいな信頼がなければあんな真似はできない。
かつてアントニオ猪木さんは「プロレスで危険な技を繰り出せるのは相手への信頼があるからだ」と語っていました。ケンタッキーダービーのガシガシはちょっと違ったかもですけど。

だいぶん前の競馬バラエティで騎手同士のバランスボール対決をやった事があって若手騎手はフラフラして制限時間まで持たなかったのに当時の全国リーデング上位だった後藤浩輝元騎手は微動だにしなくて余裕で優勝してたのを思い出します。後藤さんがイイ歳して若手に混じってバラエティー番組出ていたのは置いといて、アレが乗り役の技量の一端なのだなと感心しました。

落馬事故は騎乗馬の突然の故障とかは防ぎようがないと思いますが、最近の落馬事故はレース前の放馬とかスタート直後に振り落とされたりとか福島牝馬Ｓや昨日の川崎１０Ｒみたいな際どい展開を堪えられなかったりといった要因が多い。何となくですが騎乗者と騎乗馬のバランスが取れていないのが原因ではないかな、と思っています。
そろそろ無事故で異常ナシ！を発動させて継続してほしいものです。