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2013/01/10 21:14

競馬との関わりを徒然に(巻二十四)

メジロアサマの名前を出したので、'69年の牡馬クラシックに戻ります。春シーズンは「尾形藤吉厩舎恐るべし」という感じでした。ワイルドモア(主戦は森安重勝騎手-弟)が弥生賞、スプリングS、皐月賞と勝ち、弥生賞かスプリングSかどちらか思い出せないのですが、一着ワイルドモア、二着ミノル(保田隆芳騎手)、三着メジロアサマ(矢野一博騎手)と尾形勢が独占しました。この年の皐月賞当日に或るハプニングが起こります。ダイシンボルガードが大崎昭一騎手を振り落とし、コースを走り回った事件です。当時のフジTVの解説は小説家の赤木駿介氏だったと思うのですが、「騎手の不注意ですねぇ」とボロカスに言われていました。恐らく発走も遅れたかもしれません。結局ダイシンボルガードは係員に取り押さえられ、無事に出走に漕ぎ着けましたが、結果は二桁着順の惨敗。その後はNHK杯で着順を上げ(四着か六着)、ダービー制覇に至ります。私はダービーゴール前の「厩務員バンザイ飛び出し」事件は、この放馬事件が伏線になっていたと確信しています。ダービー当日の私は親と祖父宅に行くことになっていて、祖父宅に着いた時にTVが競馬中継を映しており、ダービーは終了していましたが、祖父からダイシンボルガードが勝ったことを聞きました。咄嗟に「えっ!あのダイシンボルガード?関係者は感激やろな」と思いました。「バンザイ」事件を私が知ったのは、翌日のスポーツ紙でした。

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