競馬との関わりを徒然に(巻二十三)

ﾄｳﾒｲが一着でゴールした時は、或る意味｢当然かな｣と思いました。このレースｱｶﾈﾃﾝﾘｭｳに騎乗した野平祐ちゃんは、レース中に鞭を落として素手で馬を叩いていたらしいのですが、確か十着だったはずで、映像で確認は出来なかった気がします。レース後のコメントは｢私の騎乗ミスだ｣でしたが、非難された記憶はありません。このレースの二着馬が、地方からの移籍馬で桜花賞馬ﾐｽﾘﾗの仔ｽﾋﾟｰﾃﾞｰﾜﾝﾀﾞｰ。しかし、この馬の名はもっとましなものにならなかったのかと思います。｢ｽﾋﾟｰﾃﾞｨｰﾜﾝﾀﾞｰ｣は十文字でアウトなら、長音を一つ抜いて｢ｽﾋﾟｰﾃﾞｨﾜﾝﾀﾞｰ｣でいいと思いますし、ﾎｴｰﾙｷｬﾌﾟﾁｬみたいに｢ｽﾋﾟｰﾃﾞｨｰﾜﾝﾀﾞ｣でもいいでしょう。どうも私はこの馬とUSAのStevieWonderが被って仕方がありません。彼を知ったのは、彼が｢Superstition｣を発表した翌'72年以降なのですが、スティービー･ワンダーの名を聞くと必ずｽﾋﾟｰﾃﾞｰﾜﾝﾀﾞｰを連想するのです。まあ競馬歴40年以上の一部の人間だけでしょうけどね。この後ﾄｳﾒｲは有馬記念も勝つのですが、インフルエンザ発生で、有力馬が出走取消で、有馬記念とは名ばかりの平場のオープンレースみたいでした。同い年の天皇賞馬ﾒｼﾞﾛｱｻﾏの取消は残念でした。ﾄｳﾒｲはコースを一周半回って来るだけで勝てるレースでした。