スマートフォン版へ

マイページ

14件のひとこと日記があります。

<< シンボリルドルフ、30歳にて逝く。... ひとこと日記一覧 ああ、サッカーボーイまで・・・... >>

2011/10/07 10:33

風の王の末裔たち

小学生の頃に読書感想文提出の為に読んだ

『名馬風の王』

を今更ながら引っ張り出して読んでみた。

三大始祖の1頭、ゴドルフィン・バルブの事跡を

マーゲライト・ヘンリーが虚実織り交ぜて書き上げた

児童文学の傑作であるが、分別を弁えて然るべき年齢の大人が

読み返してみても、読書する喜び、感動、楽しさを十分味わうことができる。

人間と馬という異なる種の交流を

唖の少年アクバと、後にゴドルフィン・バルブと呼称されるようになる

子馬シャムとの間の友情を通して、細やかな心情描写とともに描かれている。

残念ながらシャムの孫、マッチェムを根幹とする父系は微大振るわず

衰退の一途を辿っているが、

系も含めたサラブレットの血のプールに及ぼしている影響力は

3大始祖の中でも図抜けたものとなっている。

この秋、日本で走るたくさんのサラブレットたちの中にも

シャムの血が脈々と受け継がれている、風の王の末裔達が今週も疾走する。

お気に入り一括登録
  • ブレット

いいね! ファイト!