競輪
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2016/12/29 08:43
【有馬記念レース後解析】 大一番で勝たせる為の組織戦略とは
お疲れ様です。
既に終わったレースですが、来年のグランプリレースを考える上で、有馬記念をモデルに再検証してみました。
★勝利の背景 ＊ノーザンF包囲網（前の日記から引用）
＞ノーザンF勢力で10頭＋社台1頭を入れて11頭が圧倒的過半数の与党勢力で、筆頭有力馬で対抗するのが、小党派のキタサンとGアクター←この状況下で2着と3着は立派
《勝ちタイムは2分32秒6》
Lap参考
6.8 - 11.3 - 12.0 - 11.9 - 12.1 - 13.4 - 12.8 - 12.9 ★11.8（L5）★11.7（L4) - 12.1 - 11.7 - 12.1
【序盤のポジショニング】 1000mは61秒（補正60.8）やや平均ペース
（ハナ）マルアポジー ＊逃げ宣言通り←（間隔）約5馬身 番手 キタサンB
←（間隔）約6馬身 サトダイ＊中団外目
【２角―3角】
２角を廻って、サトダイがポジションを上げる →向正面の手前付近でキタサンBの直後に付ける
ここで、キタサンBは、逃げるアポジーとの差を段階的に縮めていき2馬身差程度まで詰める
【ここで刺客ラビットが仕掛ける】 ＊添付写真を参照
*シュミノー鞍上のノブレスが外から一気に動いて、サトダイを交わし、キタサンBに牽制攻撃
→ここで一気にペースが上がる ＊★L5−L4のラップ参照＝12.9→ ★11.8 →★11.7
↑
☆レース後の武豊コメント
「3コーナーでノブレスに突つかれたのが痛かった。あのワンプレーだけが」
つまり、武豊にとっては、ここが勝負所で、逃げるアポジーを捕まえて、独走態勢の形を考えていたが、
ノブレスに突かれ、ピッチが上がった事で、本来（おそらくL3地点）引き離す前段階でペースがアップ
→この段階で、キタサンBの選択肢は、ハイラップの状態でアポジーを捕まえるしかなかったと、、、。
→ノブレスは、ラビットの大役を見事に果たして、サトダイの進路を作った
＊�⊆命浸仮函．轡絅潺痢爾�2−3度後ろを振り返り、サトダイとのスペースを気にしている
武豊のコメント続き
「サトノノブレスは、あのままついて来るのではなく、内をあけて回ったでしょう。組織力の差が出ましたね」
☆３角では“フランス語の会話が聞こえた”と証言するジョッキーもいたほど。
→Aller! Aller! (◎_◎;)
★厳しい“ブラック包囲網”に
豊談→「複雑だね。その中でも頑張ってやらないといけないんだろうけどね」
【4角過ぎの直線】
ここで、キタサンBが先頭に立ち直線に入る、直後にGアクター、
そして、外からサトダイがスパートをかけて来た。
【サトダイは驚異的な瞬発力】
ラスト200m（L１）の攻防戦となる。
先頭に立ったキタサンBにGアクターが半馬身くらい遅れて食い下がる。
ここで、この2頭で決まりそうな展開かと思った。
しかし、外からサトダイが一騎に、Gアクターを交わして、内にいたキタサンに並ぶ。
キタサンかダイヤか？ とゾクゾクしたが、ゴール直前ではサトダイが捻じ伏せた。
この瞬間風速ラップは、どれくらいあったのだろうか？
ここでサトダイの脅威を思い知った。
池江調教師の談から
「クリストフには、キタサンBは馬体をくっつけて行くともうひと伸びするから、ちょっと離してくれと伝えました。そのとおりに乗ってくれましたね」
ルメール談
「でも、首差だったのでびっくりしました。鼻差か頭差ぐらいだと思いました」
＊ルメールは、ゴールした瞬間に勝ったことがわかったと、しかし、このハナ差感覚を上回るクビ差での勝利。
つまり、この瞬間速度は、DI産駒特有のキレなのではないか？
【総括】事前認識なら、馬券の絞り込みが可能であった(-_-;)＊ガチレースを見抜け！
この戦略的糸口（ラビット指令）をある程度、事前（前日記参）に認識していましたが、
結果を検証してみて、分かった事は、
サトダイ◎での馬連単3点、若しくは3連複1点で勝負すべきレースであったと悔やみます(~_~;)
また、この事は、先に判明していたチャンピオンズC（結果的にはアウォーディ2着だったが）でもラビット戦略（ノースH）が鮮明であったわけで、余計な買目を極限まで制限できたかと
→そこで来年のG1では、勝たせる為の戦略を事前に見抜ければ、少なくとも馬券構築において
かなり有効な馬券で臨めるのではないでしょうか
では、金杯でお会いしましょう
『2017年も宜しくお願いします。』
- グランプリ
- アポジー
- ハイラップ
- サトノノブレス
