競輪
20件のひとこと日記があります。
2014/07/11 09:48
ワシントンが逝ってしまった
久しぶりで名前が出たと思ったら、それが訃報だった。
あの写真判定負けは、よくも悪くも、とても記憶に残る戦いだった。田原騎手と熊沢騎手が顔を見合わせていた。乗っていたプロにすら勝負が分からなかった。
もっとも、ワシントンにとっては、そんなことよりも、やはり華麗な逃げ切りを決めたレースを思い出してほしいに違いない。
「俺、カッコよかったんだぜ」
そんな不満の声を漏らしていそうだ。
この記事のなかに、ワシントンの性格を端的に書き表してくれている部分がある。「イレ込みやすく、とても臆病で怖がり」と言われれば、なるほどそれで逃げ馬になったのかと納得がいく。
現役時代を思い出してみれば、ただもう速かったという印象ばかりが浮かんでくる。実際、スピードだけで数々のレースをものにしたのだと思う。そして先頭は簡単には譲らないよと言わんばかりのゴール前の粘りがあるから、マイル重賞でも逃げ残って見せた。戦績を眺めてみれば、一緒に戦ってきた相手が多士済々、すごい戦士だったんだなと改めて思う。
ワシントンは嫌な顔をするだろうけど、今一度触れてみたい。
ラストランになったスプリンターズＳは、同着でよかったと当時から思っていた。ワシントンは牡馬なのだから。だからＧ�気裡叡紊箸いΨ�章を、たとえ同着にせよ与えてやりたかった。１着と２着では種牡馬になってからの扱いが違ってくる。銀メダルで喜んでいるのは人間だけだ。
メンタルは弱かったのかもしれないけど、速くてカッコいい馬だった。
最後にひとつだけ、告白しておかなければならない。
エイシンワシントンも好きな馬だったんだけど、オレ、フラワーパークのファンだったんだ。その２頭の決戦にはコーフンしたよ。
・・・・・・同着でよかったよなあ。そうは思わないか？
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