もうすぐ、有馬記念。

福岡県久留米市の久留米城址内にある「有馬記念館」では、
旧久留米藩有馬家14代当主であった有馬頼寧が創設した
「有馬記念」の映像が流されます。

世が世であれば殿様であった有馬頼寧が、
競馬には全くの門外漢であったせいか
自分の名前を捩って「たよりねー」と言いながら
柔軟な発想で生み出された「有馬記念」。

野球のオールスターゲームに範をとった
この日本最高の競馬の祭典は、ファン投票で選ばれれば
出走出来、強いだけがスターではないという事に
自身を重ねたり、一年の終わりの様々な想いが加わり、
勝敗の行方よりも、全馬の走りを心から応援したくなる
正にドリームレースだと思います。
故に数々の名勝負、感動のドラマが生まれるのではないでしょうか。

12月17日は、有馬頼寧公の誕生日です。
その9日後に行われる「有馬記念」を
公は今年も空の上から、全人馬の無事を願いながら
見守っていてくれると思っています。


写真　〈上〉有馬頼寧公　
　　　〈下〉久留米城址内篠山神社の勝守