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2019/01/10 23:19

山田敬士騎手、1月14日の復帰によせて

JRA関東所属の山田敬士騎手の距離錯誤による騎乗停止処分が解け、
1月14日から騎乗可能になるそうで。
スポーツ報知の取材記事で知りました。↓
距離勘違いの山田敬士騎手、14日復帰!再出発インタ「『変わったな』と思われないといけない」

まだデビュー1年め、
新人とはいえプロのジョッキーが出走するレースの距離を間違えるとはなんたることかと
レース当日は競馬場もネット上も炎上したりしなかったり、
ネタにされたりされなかったりでてんやわんやだったことは
皆様の記憶にも新しいところだと存じます。

騎乗停止の期間についてnetkeiba.com上では
「甘い」「短すぎる」といった意見も見られましたが、
まあそこは新人ですし、
これがもしデビュー10年目とかそれ以上のキャリアの騎手だったら?と考えると
この辺が妥当だったのでは、と個人的には思います。
なかなかない事例にJRAの関係者も戸惑ったのもあるでしょう。

山田騎手に関しては以前から思うところがありまして、
それがnetkeiba.com上で他の競馬サイトのことを言うのは大変恐縮なのですが
競馬ラボのトークライブです。(競馬ラボの回し者ではないのであしからず)
毎回競馬予想家の水上学さんをMCに迎え、競馬予想や様々なゲストを招いてYoutubeで配信もされる企画。
このライブに関東所属の北村宏司騎手松岡正海騎手杉原誠人騎手
ゲスト出演のトークショーを行った回がありました。

その中で3人の騎手への質問を募集したところ
「今注目している若手騎手は?」という質問に北村騎手が山田騎手の名前を挙げたのでした。

北村騎手が山田騎手に注目した理由、それは『すっげぇヘタ』(原文ママ)

「毎週アドバイスしてます」
「騎手やっていけねえんじゃねえの?」
と北村騎手の口から出てきて思わず笑い声がもれる会場。
水上さんが「可愛がっているということですね?(苦笑)」と聞いて
北村騎手は「頑張ってほしいという意味です、ハイ」と返したのでした。

動画を見て私も思わず笑ってしまったのですが
このころの山田騎手の戦績を調べてみるとトークショーが行われた4月中旬当時は惨憺たるものでした。
確かに「あんまり好走してるイメージないな」と思っていたのですが、
そのイメージそのままだったのです。

それが変わってきたのが去年の夏ごろ。
福島競馬場や新潟競馬場のいわゆる夏競馬の開催で
たびたび穴を開けるようになっていました。

この変化に「だんだん競馬がわかってきているんだな」と
いち競馬ファンからの目線ですが
確かな成長を感じていました。

例の件が起きたのがこの後すぐの秋の新潟開催。
ようやく調子づいてきたかな、と思っていた矢先の出来事でした。


北村騎手の発言を知っていたこともあり
気にかけていた騎手の一人だったので、
騎乗停止の件に私は「ああ…」というやっちまった感と
ネット上で叩かれる山田騎手に対して歯がゆさを感じていました。
私に言われるまでもなく本人もそれを感じていたことでしょう。

おそらく競馬に参加できないこの数か月、
いろんな葛藤があったと思います。
その一方で自身を見つめなおすいい時間になったことも確かだと思います。
スポーツ報知の記事を見るとそれがわかります。

騎乗停止になった当のレースのことについて、
"「今回のことは、余裕がなかったことが原因だと思います。また競馬に慣れてきた時期で、悪い意味で慣れが出てしまったのかもしれません」"と、
自分なりの分析を冷静に行い、しっかりと反省しているようでした。
乗っていたペイシャエリートのオーナーに直接謝罪にも行ったとのことです。

競馬に限ったことではないですが
過ぎてしまったこと、起こしてしまったことは
悔やんでも仕方がない。
それを反省して次に生かしていく、
これが大切だと思います。

記事では最後に

"「『山田は変わったな』と思われないといけないし、皆さんに応援されるジョッキーを改めて目指していきます」"

と結んでいます。

もう既に一生言われるであろうネタも提供してしまったことですし(笑)
あのレースのペイシャエリートの馬券を買っていたお客さんのみならず
それ以外のがっかりした競馬ファンに
「山田おめでとう!」「おかげで馬券が取れた!」
そういうことを言わせるような騎手になっていってもらいたいし、
そんな騎乗ができるはず。
そう思っています。

山田敬士騎手の今後の活躍を期待しています。

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