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2016/06/24 11:43

宝塚記念  千夜一夜物語

2016年阪神11
  • ◎ドゥラメンテ
2016年阪神11
  • ◎ドゥラメンテ
  • ○ラブリーデイ
  • ▲アンビシャス
  • △マリアライト
2016年阪神11
  • ◎ドゥラメンテ
  • ○ラブリーデイ
  • ▲アンビシャス
  • △マリアライト

世界、それははるか遠い世界の出来事でした。

北米の軽いダートと欧州の深い芝が世界の両極でありました。
軽い芝という日本の競馬は独自の進化を続けていたものの
ジャパンカップ創設からも世界の列強に後塵を拝するという
世界は あまりにも遠い異境の地、いや日本が辺境の地であったかもしれません。

日本の血統を牽引したのはノーザンテースト マルゼンスキーなどのノーザンダンサー系。
そしてトウカイテイオーメジロマックイーンパーソロン系が独自の進化が
芽吹こうとした矢先、巨大なニューウェーヴが押し寄せます。

それがトニービンブライアンズタイム、そしてサンデーサイレンス
その後の血統地図を塗り替える偉大なる3強。
それはターフにおいて他の産駒を圧倒していきます。

しかし「突如」という表現の通りその産駒がデビューするまでは
この3強は、デビュー後の評価ほど注目されたものではありませんでした。
トニービンは凱旋門賞でありながらも個性的な血統でした。
ブライアンズタイムサンシャインフォーエヴァーの代替用
サンデーサイレンスは米国ではライバルイージーゴアーの評価が勝りました。

軽い芝という日本の競馬でこの3強の産駒は瞬く間に圧倒し塗り替えていきます

トニービンは 高速馬場に強い柔らかい肉体とノーザンテーストと同じ
Hyperionの血の凝縮。特に持久力での決め手、キレ味という鮮烈さで魅了します
特に東京競馬場は目立って好成績でした。
また繁殖にあがっては ベガ エアグルーヴ アイリッシュダンス ノースフライトなど、
初期に現れた名牝達はその後の血統地図の基盤となります。

ブライアンズタイムは 排気量、底力、スケールの大きいロベルト系らしい
爆発力を秘めた産駒で中長距離で圧倒し、三冠馬が出現します。ナリタブライアンです。

そして、その衝撃の余韻醒めあがる間にサンデーサイレンスの出現です。
トニービンブライアンズタイム、だけでなく、今後の日本の血統地図、
もしくは世界の血統地図ですら塗り替えるであろう超巨大なビッグネームの誕生です。

仕上がり早く。軽くて、機動力があり、激しい闘争本能、そして
レースを決する決め手。
その活躍した産駒は枚挙に暇がありません。

この間に導入された種牡馬の系統はミルリーフ系からミスプロ系に移り変わり 
ラムタラダンシングブレーヴなどのND系が導入されたものの
それからのサンデーの絶対王政は揺るぎないものとなります。

そして、究極の寵児が現れます。三冠馬ディープインパクト
圧倒的な決め手というのを具現化したそのカリスマはついに世界が
手の届くところまで辿り着きました。

この間Kingmambo系のエルコンドルパサー が世界まであと一歩という快挙。

Kingmambo系で3強以外でキングカメハメハという
ディープインパクトと肩を並べる英才があらわれ 
現在は二強という双璧をなし、世界と対等な位置にいます。

宝塚記念の出走馬の血統表を眺めていると、こんにちに至るまでの
日本の競馬の蹄音が響いてきます。

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